ワインの選び方

何度も飲みたい普段使いのスパークリングワイン《3000円以下》インポーターズセレクション第10弾

2023年2月28日

何度も飲みたい普段使いのスパークリングワイン《3000円以下》インポーターズセレクション第10弾
つい何度も買ってしまう。数本のストックがあると安心する。そんなワインはありますか?
リピートしたくなる理由は、美味しさだけでも価格だけでもないでしょう。
輸入元で働く営業さんに、ついまた飲んでしまうワインを3000円以下で紹介いただきます。
我が家のヘビロテなスパークリングワインが見つかるかも?
 
 

見つけるのが難しい旨安スパークリング

 
特別な日のワインはある程度奮発できても、毎日のように家で飲むワインは少しでも安くすませたいもの。
かといって美味しくないのをガマンして飲むのでは、心の癒しになりません。
自分が納得できるボーダーライン以上の味で、なるべく安いワインを選びたい
 
 
予算が低いほどそりゃ難しいです。安くて美味しいものを見つけるのは、赤ワイン・白ワインよりもスパークリングワインの方が困難です。
 
 

スパークリングワインが割高な理由

 
2022年から2023年にかけての輸入元各社の値上げをうけて、1000円以下で買えるワインは非常に少なくなりました。
当店の取り扱い品目もかなり少なくなり、スパークリングワインに関しては片手で数えられるほどしかありません。
 
1000円以下のワインについてがわかりやすいですが、それ以上の価格帯においてもスパークリングワインの方がスティルワインよりも高価な傾向にあります
単純に製造コストが高いのです。
 
大きな理由として次のものが挙げられます。
 
  • 通常より分厚いガラスを使ったボトルが高価
  • スクリューキャップが使えない
  • シャルマ方式は醸造設備の初期投資が膨大
  • 瓶内2次発酵をすると資金回転率が悪くなる
 
※スティルワイン = 発泡していないワインの総称。普通の赤ワイン、白ワインなど
 
 

スパークリングワインには丈夫なボトルが必要

 
一般的なスパークリングワインは5~6気圧の圧力で炭酸が閉じ込められていると言われます。
輸送時などに受ける外側からの衝撃だけでなく、内からの圧力にも耐えられるように、スパークリングワイン用のボトルはより分厚いガラスでつくられています。
 
 
750ml入りワイン1本の重量は、一般的なボトルで1.2~1.3kgほど。それがスパークリングワインでは1.5~1.6kgほどのものが多いです
(これは比較的安価なワインで測定したもの。高級ワインはより重たいボトルに入っているものが多い傾向があります)
単純計算で300gほど重く、それだけ瓶が分厚いというわけです。
 
たくさんのガラスを使うということは、それだけ瓶自体が高価なのでしょう。
 
 

スパークリングワインはほぼコルク栓

 
1000円以下のスティルワインの多くはスクリューキャップで栓をされています。コストダウンが図れるのが理由の一つ。
 
それに対してスパークリングワインの炭酸をしっかり閉じ込められるスクリューキャップは、私の知る限り実用化されていません。
 

きのこ型のものがスパークリングワイン用のコルク。もともとは円柱型だったものが、瓶にはまっていた部分だけ細く変形しています。

 
例外としてはこのワインのように2~3気圧程度の弱い泡のもの。
 
 
あとは「ZORK ゾルク」と呼ばれるプラスチック製の栓や、王冠が使われることもたまにあります。
しかし現状、流通しているスパークリングワインの栓はほとんどがコルク栓。スパークリングワインに使われるコルクは直径が大きいので、通常のコルクよりも割高でしょう
 
コルクを固定するミュズレという金具も必要なので、よりコストがかかります。
 
 

シャルマ方式は大規模生産者向け

 
比較的安価なスパークリングワインは、「シャルマ方式」と呼ばれる方法でつくられます。具体的には2000円以下のスパークリングワインの多くがシャルマ方式です。
白ワインをベースに大きなタンクで2回目の発酵を行い、その際に生じた炭酸をワインに閉じ込めます。
 
その特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
 
スパークリングワインってシャンパン以外に何があるの?
 
シャルマ方式は大量生産に向いており、製造コストは下がります。2次発酵の期間も比較的短め(長くて2、3か月程度)なので、ブドウを収穫してから出荷までの期間が短め。つまり資金回転率が良くなります。
 
 
欠点としてこの炭酸を閉じ込めるタンクや、泡を保って瓶詰する設備がとても高価です。スティルワインと同じものは使えません。シャルマ方式は初期投資は高価なんです
スティルワイン用の機械に比べ必要とされる絶対的な数が少ない。それもあって割高なのでしょう。
 
その設備投資費用はワインの値段に乗っかってきます。それでいてシャルマ方式のスパークリングワインは、あまり高い値段はつきません。だから必然的に大量生産しないと割にあわない。大企業向けの方法なのです。
 
 

瓶内2次発酵はつくるのに時間がかかる

 
瓶内2次発酵、伝統的製法と呼ばれる方法は、高級なスパークリングワイン全てに採用されています。
シャルマ方式ではタンクでまとめて行っていた2次発酵を、1本1本の瓶で行うのです。
その製法についてはこちらの記事で詳しく紹介しております。
 
シャンパンとは?スパークリングワインとの違いやその作り方をわかりやすく解説します!
 
この瓶内2次発酵、地域によっては最低の熟成期間が決まっています。シャンパーニュなら15か月。フランスの他の地域なら9か月以上というように。
これくらいの期間なら問題ありません。スティルワインでもものによってはこれくらいは熟成させてから出荷されます。
 
しかし瓶内2次発酵の熟成期間は、一般に長い方が上質とされています。だから上質なものをつくろうと思えば、3年4年、それ以上の期間をとります。そうなるとブドウの収穫から出荷までが非常に長くなります。お金になるのが遅いのです。
 
資金回転率が悪くなる。さらに熟成期間は保管スペースも必要です。
これもスパークリングワインが割高になる要因です。
 
 

低価格帯ほど影響大

 
上記のコストアップ要因は、低価格帯のワインほど大きなウエイトを占めます
逆に数万円のワインに対しては微々たるもので、「スパークリングワインの方が高い」とは言えないでしょう。
 
多くの人の手を経て、海を渡って日本にやってきて3000円以下で販売されるスパークリングワイン。ワイナリーの人が受け取る金額はいかほどのものか。栽培においても醸造においても「品質追及のために手をつくす」ことはとてもできないでしょう。妥協点を探る必要がある。
心から「美味しい!」と言えるものが決して多くないのも仕方ない話です。
 
 
だからこそワイン選びが重要になります。
 
 

ワインを知り尽くした営業さんに教えてもらおう!

 
我々ワインショップの人間は、1本1本のワインに対しての理解は決して深くありません。非常に多種類のワインを扱うため、同じワインを何度も飲むということがあまりないからです。
 
その1本についてより詳しいのは、やっぱりそのワインを輸入しているインポーターで働く営業さんです。そのワインの魅力をレストランのソムリエさんや我々ワインショップのスタッフに伝えるのが仕事だからです。
 
今回は7名の営業さんに、「これは間違いない!」という1本をご紹介いただきます。
テーマとして「何度も飲みたい普段使いのスパークリングワイン 3000円以下」というのを設定しました。
 
 

また飲みたくなるのはどんなワイン?

 
同じワインをリピートして購入したくなるようなもの。おそらくそんなワインの味わいに定義などなく、狙って作れるものではありません
もしもそんなワインがあるのなら、みんなマネしてつくるはずです。だってリピートしてもらえるってことは、それだけたくさん売れるってことですから。
 
「また飲みたくなる」ワインが難しいのは理由があります。
 
 

飲み手の2タイプ、あなたはどっち?

 
気に入ったワインを見つけたら、同じ銘柄ばかりリピートする方
「あ~美味しかった!」のあとに、「次何飲もうかな」と考える方
あなたはどちらですか?
 
 
もちろんその中間もあります。いろいろ飲みたくもあるけど、すごく美味しかったものはリピートする。失敗したくないから数銘柄のローテーションだけど、たまに冒険する。
 
私はほぼ完全に同じワインは買わないタイプです。
えてしてディープなワイン好きほど、いろいろなワインを飲みたがるものじゃないでしょうか。
毎日1本飲んだって飲みつくせない数のワインが世の中にあるんです。味を知っているものに限られた資金と肝臓代謝能力を割り当てるのはもったいない!と。
 
 

高価なワインほどリピートしない?

 
ワインは高価なほど美味しいと感じるとは限りませんが、数年後にも「あれ美味しかったな~」と思い出すほど感動したワインは高価なもの。そんなことはないでしょうか。
でもだからってまた購入するか/できるかは別の話。飲めるならそりゃ何度だって飲みたい。でも例えばサロン(最低13万円のシャンパン)を購入するお金があれば、他に飲める美味しいワインはいくらでもあります。
 
 
それに特別なワインを飲む機会はそう頻繁にないからこそ、特別なのです。高級ワインを飲む機会は少ないもの
レアなワインの中には、リピートしたくても手に入らないものも多いです。
 
高価なワインはリピートをあまりしない、というよりできない。
「また飲みたい」には「リピートしたくなる価格」というのは必要です。
 
 

「安くて美味しい」だけでもない

 
もちろん安いだけのワインをまた飲みたくなることはありません。当然美味しいことは最低条件。
 
でも「安くて美味しい」だけでは動機として弱い。だってどのインポーターも自信をもってそのワインを仕入れてきているわけです。価格に対して十分な美味しさがあると。だから売り手が考える「安くて美味しいワイン」は世の中にたくさんあるんです。
安くて美味しいワインは他にもあるはずだ!
 
加えて私ならこう考えます。
KATAYAMA
こんなに腕のいい作り手、他にもワインつくってないかな?品種違いやグレード違いも飲んでみよう
 
 

各営業さんのおすすめを見てみましょう

 
ここで言いたいのは、「何度も飲みたくなる」というのは難しいですよってこと。
そこそこ安くてそこそこ美味しいだけじゃ、全然足りない。もっと特別な何かが必要ということです。
 
ではインポーターの営業さんが一押しするワインには、どんな特別なものがあるのか。どうしてまた飲みたくなるのか。
各々が主張する理由に注目してご覧ください。
 
 

7人の営業さんがおすすめする「また飲みたいスパークリングワイン」

 
今回声をおかけした営業さんのなかには、「該当するようなワインがないから」と辞退された方もおられました。
3000円という予算は、自信をもってワインを提案するにはまあまあ厳しい金額なんです。
 
そんな中で「この1本こそは!」というスパークリングワイン7本をご紹介します。
あなたはどれが飲みたくなりますか?
 
 

脳が喜び、舌で納得、家飲み泡の最高峰!!

 
アズマコーポレーション 平岡さんのおすすめ

「何度も飲みたくなる泡」そう聞いて真っ先に思い浮かんだのがこちら!「今晩はコレ開けよう」そう考えただけでご褒美感があって脳が喜びます!南の産地ならではの果実感で、リラックスして飲める味わいに舌も納得。頑張った自分を定期的に労う1本です!

 
みなさまはどんなとき、家でスパークリングワインを開けたくなりますか?
喉の渇きを潤すだけでしたらビールで十分。スパークリングワインを飲むということは、何か良いことがあったり、少しお祝いの気分の時では!
「抱えていた仕事が無事に終わったとき、家事や育児を頑張ったとき、一週間を乗り切った週末、給料日・・・」
ちょっと疲れているから外食という気分ではない時に、家でリラックスした状況で飲みながらも、御褒美感のあるスパークリングワイン。まさに、今回紹介するワインがその期待に応えてくれます。
 
  
まず御褒美感についてですが、「ビシュロン クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン」という名前の通り、ブルゴーニュで造られるシャンパーニュ方式のスパークリングワイン、品種はシャルドネ100%です。
ここ数年で値上げが著しく、日常的に楽しめるものではなくなってきているブルゴーニュ。だからこそその高級感は、心を満たしてくれます。脳が喜びます!たまのぜいたくだからこそ、明日がんばる活力になるんです。
  
  
さらにこのワインの最大の魅力はその味わい。南ブルゴーニュのマコネ地区で栽培されている熟度の高いシャルドネだからこその果実感と味わいの柔らかさ。
「高級感といえばシャンパンじゃないの?」なるほど、確かにシャンパンは高級感を感じさせてくれます。しかしながら、キレのある酸味は緊張感も伴い、リラックスした部屋着で楽しむイメージとは異なります。ビシュロンのクレマンは、酸と果実のバランスが絶妙で、柔らかく包み込む『癒し系』『普段着の』スパークリングです。グラスもフルートでも良いですが、白ワイングラスでも十分に楽しめます。
  
  
家に1本ストックしておけば、頑張った自分へのご褒美になります。もう少し頑張ろうという気持ちにさせてくれる1本として、私の中では最高峰!ぜひお試しください!
  
  

ほっと一息つきたいとき癒し系のこの泡がいい!

 
ジェロボーム 正道さんのおすすめ

忙しい仕事とプライベートとの合間。ちょっといい泡を飲んで一息つきたい!シャンパンは高いし元気な時に飲む泡。お疲れモードのときにはこれがいい。ポップなラベルながらつくりはしっかり正統派な味わいが何度飲んでも私を癒してくれます。

 
忙しい仕事とプライベートとの合間。ちょっといい泡を飲んで一息つきたい!シャンパンは高いし元気な時に飲む泡。お疲れモードのときにはこれがいい。ポップなラベルながらつくりはしっかり正統派な味わいが何度飲んでも私を癒してくれます。
 
忙しい日々を闘う活力をチャージするためのワインタイム。
シャンパン飲みたいけど、最近ずいぶん高くなったから普段使いにはちょっともったいないかな・・・。そんなときに選んでいただきたいのがクレマン。
 
 
クレマンとはシャンパンと同じ瓶内二次発酵により造られるスパークリングワインのことです。クレマン・ド・ブルゴーニュやクレマン・ダルザス(アルザス)など後ろに地方名がつき、それぞれ品種や熟成期間が決められ品質が保たれています。
その中でも注目いただきたいのが、南仏ラングドック・ルーション地方で造られる「クレマン・ド・リムー」。世界最古のスパークリングワインといわれ、シャンパンよりも古い歴史を持ちます。シャンパーニュの始まりは修道士ドン・ペリニヨンに発明された1670年代頃と言われていますが、リムーではその100年以上前の1531 年にサンティレール修道院の修道女が泡の秘密を発見した伝えられています。またシャンパンと違ってそれほど値上げ傾向にないのがうれしい!
 
 
今回ご紹介するクレマン・ド・リムーをつくるのはエシュ・エ・バニエ。ワインづくりを学ぶディジョン大学で出会った2人、グレゴリー・エシェとフランソワ・バニエが営みます。毎年数百社の生産者を訪問して研鑽を続けているそうです。
 
 
このクレマン・ド・リムーの特徴は、瓶内二次発酵によるブリオッシュやトーストのニュアンスはもちながらもシャンパーニュよりはお手頃価格であること。この地方の土着品種であるモーザックとシュナン・ブランが南仏特有の優しいふくよかさを加えています。クリーミーな泡も特徴で、キレキレというよりは丸みがありふくよか。かすかに残る果実の甘さにほっと一息つけるような、癒し系の味わいなんです。
 
 
シャンパンって高級品だから高級品らしく香りも華やかなものが多い。美味しいんですけど、元気な時にちょっと気合を入れて飲みたい美味しさなんですよね。
お疲れモードのときには癒し系な味わいのこのクレマン。1本冷蔵庫に冷えていると、「あ!今からだはこの泡を欲している!」ってなります。
 
 

同僚が続々と中毒になる泡にわたしも首ったけ!

 
フィラディス 星野さんのおすすめ

弊社の社員は無類のシャンパン好きがとても多いのですが、彼ら彼女らが高確率でストックしているのがこの泡!フレッシュさ、エレガンス、コクどれも絶妙で思わずグビっと飲んじゃう味だからでしょう。私は生涯リピートすることをここに誓います!

  
こだわりの小規規模生産者を多く取り扱うフィラディスの社員。その多くが口を揃えて「これが最強リピートスパークリングだ!」というのがこのワイン。
 
 
でなにがそんなにおすすめのポイントなのか?それはシャンパーニュ好きも驚きを隠せない、価格に対して圧倒的に傑出したクオリティにあります。
どうして数多の高級ワインを飲んできたプロが夢中に、いや中毒になるのか。
ブドウ品種はみんな大好き白ワインの女王『シャルドネ』100%のブラン・ド・ブラン。製法はシャンパーニュと同じく瓶内二次発酵で、熟成は贅沢にも『24カ月』(シャンパーニュは最低15カ月)。ガス圧も6気圧とシャンパーニュ並みのしっかりとした泡が楽しめます。
 
シャルドネといえばブルゴーニュを思い浮かべるかもしれませんが、このワインの産地は「ジュラ」。
 
 
実はジュラはワインとグルメの地域。その中でも白ブドウの別格の産地「レトワール(「星」の意)」でTOP生産者の呼び声高いのがフィリップ・ヴァンデルです。
 
 
この地域の土壌は非常にユニークで、☆の形をしたウミユリと言う生物の化石が多く含まれおり、ミネラルが非常に豊富なのところが特徴です。そんなレトワールのワインは、日本はおろか現地フランスでも目にすることは稀です。その名の通り綺羅星のごとく優れたワインを生み出しているので、早々に飲まれてしまうからです。
 
 
このような並みのシャンパンを凌駕する贅沢な造りから生まれるこのワインは、まさに『一家に一本ストック』『生涯リピート』したくなる味わいです。
 
 
エレガントな香り・ピュアな果実と生き生きとした酸・瓶内二次発酵ならではのコク。これらが絶妙に織り成すバランスは、強すぎず弱すぎず、とってもフードフレンドリーです。ワイン単体でももちろん美味しいですが、是非ご家庭の食事とご一緒に、何度も何度もお楽しみください!
 
 

ブドウ4種のブレンドで『記憶に残る美味さ!』

 
サザンクロス 徳永さんのおすすめ

単一品種のワインはその特徴が現れるので選びやすいですが、イコール美味しいとは限りません。4つのブドウをワインメーカーが"美味しくなるように"ブレンドしたんだから、美味しくないはずがない!「あれ美味しかったよね!」と思い出すこと間違いなし!

 
 
このワインはもうひたすらに美味しさ勝負でございます!
ソーヴィニヨンブランの爽やかさ、ピノグリのほのかな甘みと苦み、リースリングでエレガントさと優しい酸味が加わり、そしてメルローでキュッと全体の味わいをまとめてくれる。
きっとこの4品種のコラボレーションは、マールボロならではではないでしょうか。
4品種のブレンド比率はヴィンテージごとに違って、それはワインメーカーの腕の見せ所!彼が考える『理想的な美味しさ』に一番近くなるように匠の技でブレンドするんです。そこにシュワシュワ感を足しちゃったらも〜う大変!
口に含んだ瞬間、「わっ!こんなスパークリングワイン、あったんだ!」ときっと忘られない味になることでしょう。
  
 
生ハムやいちじくのバルサミコマリネ、パエリアやシンプルにバゲットにも♪
このワインにピッタリの料理はいろいろあるので、「次はこれと一緒に飲みたいな!」と次々に思い浮かびます。これもまた飲みたくなる理由ですね。
 
 
フリザンテ(微発泡ワイン)なので、シュワシュワが物足りない?全くそんなことありません。しっかり発泡しております。
王冠キャップだからって泡の強さは負けていません!
 
  
「今週末に飲むスパークリング、何がいいかな?」 そう迷ったとき、「そうそう!こないだのロゼ・フリザンテ美味しかったよね!」と真っ先に思い出す。 そんな記憶に残る1本になること間違いなしです!
 
 

いろいろ他のを飲んでもやっぱりこれが1番!

 
JALUX 浦田さんのおすすめ

このスパークリングの推しは何と言っても60か月もの長期に渡る瓶内熟成!シャンパン顔負けの長さで、繊細で柔らかな泡立ちは抜群。これを飲んだあとだと同価格帯の泡がどうも物足りなく感じちゃって、結局この「タシェ」に戻って来ちゃいます!

 
 
この価格帯のスパークリングワインはノンヴィンテージ、つまり複数のヴィンテージをブレンドしてつくるものが大半。ブレンド技術により年毎の味わいの差を小さくするためです。
それに対してヴィンテージ入りのスパークリングは誤魔化しがききません。だから一般的により味わいのバランスが取れた上質なブドウがつかわれます。ワインも上級の位置づけです。だから瓶内2次発酵の期間もより長くとられる傾向。
その典型がシャンパン。通常のノンヴィンテージで15か月以上、ヴィンテージでは36か月以上と定められています。
 
 
今回ご紹介する「タシェ」は、その瓶内2次発酵の期間がなんと60か月!5年です。
長期の瓶内熟成により、ワインの澱と長く触れることでうま味が非常に多くなります。また炭酸が液体によく溶け込みますので開栓後に泡立ちがきめ細かくなり、非常に柔らかな口当たりとなります。このクリーミーな泡感が格別!
全く熟成を感じさせない甘い果実の香りがありますが、味わいは対象的に引き締まった酸が特徴的で、ドライでエレガントです。
 
 
世の中にはこのワインの他にも美味しいスパークリング、たくさんあるでしょう。でも3000円以下で瓶内2次発酵60か月というのはそうそうない。泡感が、いわゆる"レベチ"なんです。
ワイン好きは「いろいろなワインを飲むのが楽しい!」って方が多いと思います。他の泡もたくさん飲まれるでしょう。でもこの「タシェ」を飲んだ後だと、他のワインの泡感に満足できないかも?
「やっぱりこれだよね~」ときっと何度も戻ってきてしまうでしょう。
 
 
弊社では年に2回、様々な部署をお誘いしての社内販売会があります。もちろんみなさんワインは素人。もう少し価格の手ごろな他のスパークリングがある中で、この「タシェ」の人気は抜群!リピート率、「また飲みたい!」率が非常に高いワインなんです。
  
「ロゼだからサクラの季節に!」なんて言わず、1年を通して何度も何度もお楽しみください!
  
  

パパ&ママ必見!みんなが楽しむ夕食にこの泡!

飯田 堀内さんのおすすめ

「子供に食べたいもの聞けば同じものばっかり」そんなご家庭におすすめなのがこれ!ハンバーグや唐揚げなどの子供が好みそうなおかずと相性がバッチリなんです。夕食のメニューがこうなら、つい開けたくなっちゃう!だから我が家では登場機会の多いロゼ泡です。

 
 

子供って好物ができると「これ食べたい」っていっつも言いませんか?我が家ではハンバーグや唐揚げがよく食卓に上ります。
実はこれ、子供が好きそうなおかずと相性がいいスパークリング。だから家で飲む自社のワインの中で、なんだかんだトップクラスにリピートしています。
 
 
もちろんワイン単体でも十分に美味しい!
見た目通り、色鮮やかなサーモンピンク色、フレッシュな酸味と赤い果実の味わい、余韻にはキュートなイチゴのような旨味が広がります。飲み飽きすることなく飲んで頂けるでしょう。
 
このワインの魅力はそれだけじゃない。どちらかというとプロがつくるレストランの料理というより、家庭で夕食につくるような料理と幅広くあうんです。
 
 
ハンバーグなどお肉料理は、白のスパークリングでも悪くはないけど、少し物足りないと感じるかも。このロゼスパークリングだとメルロの赤い果実の風味が、お肉のしっかりした味わいとうまくバランスをとります。ハンバーグの余韻をスッキリさせてくれるはず。ミートボールなどでもいいでしょうね。
 
 
から揚げなどの揚げ物との相性はレモンを搾るイメージです。心地良い余韻を引き出してくれるでしょう。揚げてから時間が経ってしまい少しべっちゃりとしてたって、このワインがスッキリさせてくれます。
このワインがあれば、「今日も唐揚げか・・・」とは全くならないです!
 
ぜひ冷蔵庫に1本ストックしておいてください。これなら「ワインのアテにもう一品・・・」なんて考えなくてOK!ワインとあわせるからっておしゃれな料理作る必要はないんです。
一度味わっていただければ、次の買い物のときもついポチりたくなるはず。そのうちストックが無いと不安になってしまうかも!?
 
 

我が家の冷蔵庫に専用スペースがあります!

三国ワイン 今井さんのおすすめ

とりあえずビール?いえいえ、とりあえずサフィール!疲れた体にキュ――――っと冷えた泡が染みわたる!この値段見ました???デイリーに使える価格でこの贅沢感!!いつも冷蔵庫にサフィールがある幸せ・・・。心も体も喜ぶ魔法のスパークリングです!

 
 
見た目、名前、味わい、コスパの良さで私のヘビロテワインになりました。
初めて飲んだ時は何の情報も無い状態。「コレ美味しいよ!」って勧められて飲み、なぜかまた気になって購入。泡好き友達と一緒に飲んだら、とても喜ばれてまた購入。そんなことを繰り返しているうちに我が家の冷蔵庫に確実に幅をきかせるアイテムになってしまいました。
詳しく調べるとなんと、この価格でパーカーポイント92点。ロワールでシャルドネ使ってて、しかもヴィンテージ入り。そりゃうまいわけだ。
生産者はブヴェ・ラデュベ。カンヌ国際映画祭やスポーツイベントなどへの協賛も数多く行い、世界中の数々の華やかな場面を彩ります
 
 
毎日シャンパンを飲みたいけれど、予算的に厳しい・・ビールも大好きだけど、たまには違う泡が飲みたい・・そんな時にシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られているこのワイン。3000円以内でを味わえます。
ロワールの泡と言えば「クレマン・ド・ロワール」が有名ですが、この「ソーミュール」は単により地域が限定されるだけ。いわば上位互換です!瓶内2次発酵の期間は規定では9ヶ月間。それがサフィールは18か月間!
 
 
生産者的には「単なるクレマンとは違うんだぜ!」というアピールなんだとか。
 
品種は豊富な酸が特徴のシュナンブランをメインにシャルドネをブレンド。モンムソー家が四世代にわたり守り続けるブドウから、フレッシュさ、フローラルなアロマ、そしてミネラル感あふれる個性的なスタイルを表現しています。
 
 
あえてマロラクティック発酵してないのでフレッシュ感満点!長い余韻が楽しめます。
いろんなものの値段が上がるこのご時世、サフィールだって正直いつまでこの値段で売れるのやら・・今のうちに私も箱買いしようと思います。次に買いたい時にはもう手の届かない値段になっているかも・・・???
 
 





※投稿に記載しているワインのヴィンテージ・価格は執筆時のものです。現在販売しているものと異なる場合があります。
購入の際は必ず商品ページにてご確認ください。




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