ワインの法律

【2023年の解禁は11月16日】ボジョレー・ヌーヴォーの一問一答

2023年10月10日

【2023年の解禁は11月16日】ボジョレー・ヌーヴォーの一問一答 これで初心者にドヤれるかもしれない!?
 
 
「ボジョレー・ヌーヴォーって何?」あなたはスラスラと説明できますか?
1年に1度のこの季節は、日本中の酒飲みの関心がワインに向かうイベント。
正確でスキのない予備知識を身に着けて、ワインビギナーにやさしく紹介してあげましょう。
会社で後輩にドヤれるかもしれないボジョレー・ヌーヴォーの豆知識を、一問一答形式でお答えします。
  
  

ボジョレー・ヌーヴォーの概要

 
まずは基本的なボジョレー・ヌーヴォーに関する基本的な疑問に答えます。
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーとは

 
そもそもボジョレー・ヌーヴォーってなに?
 
「ヌーヴォー」とは英語にすると「NEW」。 つまり新酒のことです。
その年に取れたブドウをつかったできたてほやほやのワインです。
フランスのボジョレー地区の新酒がボジョレー・ヌーヴォーです。
KATAYAMA
 
 

フランス語⇒カタカナの表記のゆれ

 
「ボジョレー・ヌーヴォー」とか「ボージョレ・ヌーボー」とかいろいろあるけど、どれが正しいの?
 
なんでもいいっす!
フランス語の「Beaujolais Nouveau」をカタカナに表した際の表記の揺れです。
だからどちらも正しいと言えるし、どちらも厳密には正確ではない。
全部一緒なので気にしなくていいですよ。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー地区とは?

 
ボジョレー地区ってどこにあるの?
 
フランスの生産地域の分類でいうとブルゴーニュ地方の中にあります。
ただ栽培面積でいうと、ボジョレーだけでブルゴーニュ全体の1/3もあります。主要なブドウ品種も違うので、ブルゴーニュとは別物として考える場合もあります。
KATAYAMA
 
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの発売日

 
発売日(解禁日)はいつなの?
 
2023年は11月16日の木曜日です。
KATAYAMA
 
 
年によって違うの?
 
はい。ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、11月の第3木曜日と決まっています。だから日にちはカレンダーによって変わるということですね。
KATAYAMA
 
どうして日にちじゃなくて曜日なの?
日にちで決めると解禁日が日曜日や月曜日ということもあるじゃないですか。地域によっては土日は配送業者が休みなこともあり、解禁日前日にワインを用意するのが難しいこともあります。だから曜日で固定しているんです。
KATAYAMA
 
なるほど~
 
  
 

解禁日が決められている理由

 
なんで解禁日があるの?
 
品質保持のためですね。
スーパーでも「初物」とか旬の食材が並び始めるとつい食べたくなるじゃないですか。
KATAYAMA
  
サンマの初競りとか毎年ニュースになりますよね
 
今年の新酒というのも新しいもの好きには魅力的です。他のワイナリーに先駆けて発売すれば、それだけ売りやすい。
KATAYAMA
 
 
タイミングは自由に出荷したらダメなんですか?
 
早く出荷するのが目的になって、それで品質が二の次三の次になるのを恐れているんです。買って飲む人も喜ばないし、ブランドイメージが下がるから他のワイナリーにとっても不利益です。
KATAYAMA
 
だから解禁日を決めるんですね。
 
11月の第3木曜日なら、出荷競争にならずに十分品質にこだわったものがつくれるだろう。そう考えて決めたのでしょうね。。
KATAYAMA
 
美味しさのためなんですね。
 
他にも「一斉に発売した方がイベントになって注目が集まる」ってマーケティング上の理由もあるでしょう。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの価格

 
ボジョレー・ヌーヴォー、なんか前より高くない?
 
2022年からボジョレー・ヌーヴォーの価格はジャンプアップしてしまいました。今年は去年よりは下がっているものが多いですが、一昨年とくらべるとまだまだ高いです。
KATAYAMA
 
どうして?円安だから?
 
それももちろん大きな理由ですが、一番はウクライナ戦争ですね。
KATAYAMA
 
戦争がどうしてワインの価格に影響するの?
 
ウクライナ戦争が始まって以降、日本とヨーロッパ間の航空機はロシア上空を飛べないんですよ。
KATAYAMA
 
 
そっか。迂回しないといけないんだ。
 
飛行機の航続距離が長くなる。しかも原油高。それもあって航空運賃が爆上がりしていて、ワインの値段に反映されてしまっているんです。
KATAYAMA
 
わたしが安く美味しくワインを飲むためにも、世界が早く平和になりますように!
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの味わい

 
ボジョレー・ヌーヴォーはどんな香り・味のワインなのでしょうか。
お店に行けばたくさんの種類が並んでいますが、何が違うのでしょうか。
 
 

たくさんのボジョレー・ヌーヴォーの違い

 
お店に行ったらいろいろな種類のボジョレー・ヌーヴォーが予約受付中。何が違うの?
 
ボジョレー・ヌーヴォーというのは、日本でいうなら「琉球泡盛」みたいなもの。どこでつくるか・どうやってつくるかが決まっているワインの総称です。だからたくさんの生産者・メーカーがいるんです。その違いですね。
KATAYAMA
 
なるほど。ラベルが違えばつくっている人が違うんだ。
 
 

「ボジョレー・ヌーヴォー」と「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」

 
「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」って書いてあるものもあるけど、あれは何が違うの?
 
「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」、長いのでここでは単に「ヴィラージュ」といいますね。これもボジョレー・ヌーヴォーの仲間です。違いはヴィラージュの方がより上級なことです。
KATAYAMA
 
何が違って上級なの?
 
ボジョレー地方の中で昔からよりいいワインをつくるとされていた地区が「ボジョレー・ヴィラージュ」と定められています。その地区内の畑のみから新酒をつくれば、「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」なのです。
KATAYAMA
 
 
そんなに美味しさ違うの?
 
同じ生産者が「ボジョレー・ヌーヴォー」と「ヴィラージュ」とつくっていて、2本を並べて飲み比べたなら、少し違いを感じます。やっぱりヴィラージュの方が美味しいです。一概に言えませんが、余韻の続き方や香りの複雑さに差が出る印象ですね。
KATAYAMA
 
じゃあ「ヴィラージュ」の方を買うべき?
 
生産者が違って価格が違えば、必ずしもヴィラージュの方が美味しいということはないです。それに「ヴィラージュ」かどうかって、割と価格差がないんです。
どっちも売ってて値段差が200~300円程度なら、「ヴィラージュ」を買うことをおすすめしますが、「ヴィラージュじゃないなら買わない方がいい」ってことはないです。
KATAYAMA
 
  

ボジョレー・ヌーヴォーの典型的な味わい

 
そりゃあ生産者によって味が違うのでしょうが、ボジョレー・ヌーヴォーはだいたいこういう味わいっていうのはありますか?
 
一言でいうならフレッシュ&フルーティー
KATAYAMA
 
もっと詳しく表現すると?
イチゴをはじめとした赤いベリーの香りの奥に、ほのかにバナナのような香り。
渋味はほとんどなく、軽い口当たり。程よいフレッシュな酸味が全体をイキイキとさせる。
これが典型的なボジョレー・ヌーヴォーの味わいです。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーはどうして初心者向き?

 
ボジョレー・ヌーヴォーは初心者も飲みやすいワインなの?
 
赤ワインにおいて初心者に嫌われやすい味わいがない。そういう意味でボジョレー・ヌーヴォーは「飲みやすい」といえるでしょうね。
KATAYAMA
 
「嫌われやすい味わい」って?
 
一番は渋味。ボジョレー・ヌーヴォーはその製法ゆえにほとんど渋味がありません。ギュっと歯茎が引っ張られるような刺激がないので、ワインに不慣れな方にとっても楽しみやすいワインです。
KATAYAMA
 
 
じゃあワインをほとんど飲んだことのないっていう後輩を誘っても大丈夫?
 
もちろん!ぜひ一緒に楽しんでください。
ボジョレー・ヌーヴォーは渋味は控えめながら、香りのボリュームはそこそこあります。しかもフルーツを思わせるキャラクターでシンプル。「これ、イチゴっぽい香りしない?」なんて話しながら飲めば、ワインに興味を持ってもらえるきっかけになるかもしれません。
KATAYAMA
 
難しくないかな?
 
香りの感じ方は個人差があるので、押しつけはよくありません。ただ、「ブドウからできているお酒に、他のフルーツの香りがする」って驚きかも。ワイン通からしたら当たり前ですが、ワインに親しみのない方には物珍しいはずです。
KATAYAMA
 
 
気になる2023年の出来栄えは?
 
輸入元各社から、2023年のレポートが届いています。
総じていうと2023年は質と量の両方において優れた年。ただし夏に雹の被害があったので、局所的に収穫量が下がっているところはあります。
KATAYAMA
 
毎年「10年に1度の出来」って言ってない?
 
ここ数年は控えめですよ(笑)
実際に近年は地球温暖化の影響か、暑く乾燥したヴィンテージが多いです。ブドウはよく熟しますし、カビなどの病害は少なくなるので、良作年とされるヴィンテージの割合は増えています。
KATAYAMA
 
じゃあ2023年は買い?
 
素晴らしいヴィンテージである可能性はかなり高めですが、実際に飲んでみないとわからない部分はもちろんありますね。11月が待ち遠しいです。
KATAYAMA
 

COCOSで売っているボジョレー・ヌーヴォー

 
COCOSではどんなボジョレー・ヌーヴォーが入荷するの?それぞれどう違うの?
 
今年ご紹介するボジョレー・ヌーヴォーはこの5種類です。
KATAYAMA

毎年仕入れの本数が最も多いボジョレー・ヌーヴォー。平均と比べて果実味の凝縮感がやや高い傾向があります。

 

ブドウの樹の樹齢が非常に高いのが、上記のワインとの違い。価格差が小さい割には、飲み比べればちゃんとこちらの方が美味しいです。個人的には断然この「サントネール」推し。

 

なにしろ手頃な価格なのが魅力。筆者は2022年、このボジョレー・ヌーヴォーを飲みました。1人暮らしなので、500mlとちょっと小さいサイズが、個人的にピッタリなんです。他のボジョレー・ヌーヴォーに比べると、風味はよりシンプルです。

 

新酒だけでなく、船便で輸入される普通のボジョレーも人気な生産者「シャトー・カンボン」。生産者としての格が一段階上なので、ワインもなかなか高価ではありますが、余韻の長さや香りの複雑性が違います。

 

味わいの方向性は「シャトー・カンボン」と同じなので、どちらを買うかはエチケットデザインの気に入った方で決めていいかも。ブドウのうま味感とピュアな果実感が魅力です。

  
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの位置づけ

 
ボジョレー・ヌーヴォーって人気のワインなの?
 
たくさん売れるワインが「人気」と考えるなら、間違いなく大人気のワインです。かつてほどの熱狂ぶりはなくなったとはいえ、1年間でトップクラスにワインが売れる時期であることは間違いないです。
KATAYAMA
 
 
初心者からしたらまあまあ高いワインだけど、ボジョレー・ヌーヴォーって高級酒なの?
 
決して高級ワインではありません。今年の収穫を祝う祭りの酒であり、むしろ安酒の扱いです。輸送費と販売コストの関係で高くなっているだけです。
KATAYAMA
 
じゃあ他にももっと美味しいワインはたくさんあるんだ。
 
まさにその通り。ボジョレー・ヌーヴォーよりももっと香りが複雑なワイン、飲みごたえのあるワイン、口当たりが滑らかなワイン・・・いくらでもあります。
ボジョレー・ヌーヴォーを年に一度のワインを飲む機会にしない。ボジョレー・ヌーヴォーを入口としていろいろなワインを楽しんでほしい。それがワインを紹介する者としての心からの願いです。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーをより美味しく楽しむコツ

 
せっかく手に入れたボジョレー・ヌーヴォー。なるべく美味しく飲みたいものです。
その際に気を付けるべきことはなんでしょうか。
 
 

より美味しく飲む3つのポイント

 
ボジョレー・ヌーヴォーを美味しく飲むために気を付けるポイントは?
 
美味しく飲むために気を付ける点は、大きく次の2つ。
ワイングラス、温度です。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーに適したワイングラスとは

 
ワイングラスで飲むのは重要なの?
 
ワイングラスはその要領に対して少な目にワインを注ぎます。ワインの豊かな香りを、グラスの中に閉じ込めるためです。
香りの印象は決して鼻で感じるのみにあらず、口に含んで感じる印象も左右します。
KATAYAMA
 
 
やっぱりワイングラスは買った方がいい?
 
コップで飲むのに比べたら、ワイングラスで飲むのが断然美味しいです。持っておられない方は、この機会にお近くのワインショップやホームセンターでワイングラスを入手してはいかがでしょうか。
KATAYAMA
  
でもワイングラスっていろいろな大きさとか形があるから、よくわからない。
 
KATAYAMA
ボジョレー・ヌーヴォーに一番適しているのは、下の写真のようなブルゴーニュグラス。丸くて背丈のひくい、容量の大きなグラスです。
しかし白ワイン用グラスも悪くありません。特に2000円程度までの手頃なワインでは、白ワイングラスの方が香りが集中してハッキリ感じられる場合もあります。
 
 
スパークリングワイン用の細長いグラスは?
 
これはおすすめしません。感じ取れる香りのボリュームが下がってしまいます。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの飲み頃温度

 
一番おいしい温度にどうやって調整したらいい?
 
ボジョレー・ヌーヴォーは室温よりもちょっと冷やし目が美味しいです。具体的には13℃前後。
冷蔵庫のドアポケットなどで冷やすと、7℃前後になります。それを15~25分ほど室温で保管すると、13℃くらいになります。
KATAYAMA
 
飲み頃温度だとどう違うの?
 
飲み頃に対して低い温度の場合は、香りのボリュームが期待していたより弱いです。また、酸っぱく感じることも多いです。
飲み頃に対して高い温度では、全体的にボケた印象になります。メリハリがありません。
KATAYAMA
 
 
そんなに違うんだ!
 
これはボジョレー・ヌーヴォーに限らずですが、温度調整はワインを味わう重要なポイントです。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーのペアリング

 
ボジョレー・ヌーヴォーにあう料理は?
 
普通ならここで「ボジョレー・ヌーヴォーに合う料理」などをおすすめするところ。
でもここではあえて具体的にはおすすめしません。食べたいものを食べて、好きなように飲めばいいんです!
KATAYAMA
 
それはなぜ?
 
ボジョレー・ヌーヴォーに合う料理」で検索すれば、本当に多種多様なレシピが見つかります。
その多くがプロが監修し、ちゃんと考えて試してつくられたもの。 肉・野菜・魚介料理さまざまです。
KATAYAMA
 
料理のプロが提案してくれるのなら安心!
 
これだけ多種多様なアテが提案されているということは、ボジョレー・ヌーヴォーは広い料理とほどよく合うということ。
逆に「この料理はボジョレーと切っても切り離せない関係だ!」というほどのものには出会ったことがありません。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーはパーティー向けか

 
ワイン好きの知人を自宅に招いてパーティーするのに、ボジョレー・ヌーヴォーを出してもいいかな?
 
もちろん問題ありません。でも招く人がワイン通の場合は、避けるのが無難かもしれません。
KATAYAMA
 
 
それはどうして?
 
ワインを飲みなれている方の中には、「ボジョレー・ヌーヴォーなんてつまらない。もっといいワインを飲みたい」と考えている人も少なからずいます。湯水のごとくワインに予算をかけられる人にとっては、確かに風味のシンプルなボジョレー・ヌーヴォーはあえて飲みたい味ではないでしょう。
KATAYAMA
 
そんな人なんてごく一握りでしょ?
 
正しく。だからよほどのメンバーでない限りは、ボジョレー・ヌーヴォーは季節を彩るパーティーワインという役割もこなします。
KATAYAMA
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの入手方法

 
ボジョレー・ヌーヴォーはワインショップのみならずいろいろなところで入手できます。
解禁してから買う方法もあれば、予約することもできます。
どのように入手するのがいいのでしょうか?
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの購入場所

 
ボジョレー・ヌーヴォーってどこで買ってもだいたい一緒かな?
 
品質面でいえばだいたい一緒でしょう。ワインは暑さに弱いので保管環境が重要なのですが、11月はもう十分涼しいので常温保管でも問題ありませんし、つくってから飲むまでの期間も短いです。
KATAYAMA
 
じゃあコンビニなどで買うのもきっちりしたワインショップで買うのも一緒と。
 
全く同じ銘柄で比べたら、わかるほどの差はないと思います。もちろんコンビニはちょっとだけ値段高めですが。でも売っている銘柄の傾向は違います。
KATAYAMA
 
 
どう違うの?
 
コンビニとかスーパーに供給するには、かなりの数をそろえないといけないんですよ。それだけ大規模につくれるワイナリーは限られてきますし、それを輸入して販売できる輸入元も大手だけ。たいてい有名ビールメーカー傘下のインポーターです。
KATAYAMA
 
ワインショップだと品揃えが違うの?
 
やっぱり専門店は「スーパーで売っているのと同じものは置きたくない」みたいな意地があるんで。小さな生産者が少量つくったものを、小さなインポーターが輸入したものの方が紹介したくなりますね。
KATAYAMA
 
やっぱり大量生産するものは美味しくないの?
 
そんなことないです。スケールメリットを活かせるので、むしろ安くて美味しいかも。ただ広い層をターゲットにしないと売りさばけないので、どうしても個性的で特定の人の好みに刺さる味ってのはつくりにくくなりますね。
KATAYAMA
  
 

予約のメリット

 
ボジョレー・ヌーヴォーは予約したほうがいいの?
 
「この生産者のボジョレー・ヌーヴォーが飲みたい!」というのがあれば予約した方がいいです。でも決まっていないのであれば、解禁してからでも問題ありません。どこも売り切れで買えない、なんてことはまずないです。
KATAYAMA
 
じゃあ別に予約しなくていいかな
 
お店によっては予約の特典を設けているところもありますね。「予約したらポイント〇倍!」みたいな。
KATAYAMA
 
例えば5倍だったとして、3000円のワインを買うなら120円の得か。うーん、どうしてもって理由には弱いかな
 
 
ネット通販で買うなら予約をおすすめします。予約しておけば解禁日に家に届きます。仕事終わりに混雑するかもしれないワイン売り場に行かなくていいです。
KATAYAMA
 
解禁日に飲むならそれが一番楽ちんだね!
 
 

ボジョレー・ヌーヴォーの価格について

 
ずいぶん価格差あるけど、安くても大丈夫?
 
ヴィンテージの状況によります。
「当たり年」とか「良作年」と呼ばれる年は、どの生産者のボジョレー・ヌーヴォーもだいたい美味しいです。だから思い切って安いボジョレー・ヌーヴォーをいろいろ試してみるのも手です。
KATAYAMA
 
そうじゃない年は?
 
難しい年というのは生産者の技量の差がハッキリあらわれます。そういう年は本数を減らしてでも、ちょっと高めのボジョレー・ヌーヴォーを買うことをおすすめします。
KATAYAMA
 
じゃあ2023年は?
 
2023年はブドウにとって悪いことがあまりなく、暖かかった年のようです。こういう年は、手頃なボジョレー・ヌーヴォーでも豊かなフルーツ感が期待できます。
少なくとも当店で扱っているボジョレー・ヌーヴォーなら、どれも期待していいでしょう。
KATAYAMA
 
もっと安いボジョレー・ヌーヴォーは?
 
正直1000円以下のボジョレー・ヌーヴォーは飲んだことがないので何とも言えないです。
ボジョレー・ヌーヴォーって法律で「ブドウは機械ではなく手で収穫すること」って決まっているんですよ。ドン・キホーテさんのボジョレー・ヌーヴォーはそれこそ500円ちょっとで売られています。どうしてあんな価格が実現できるのか、さっぱりわからないです。
KATAYAMA
  
  

身近な人と今年の収穫を祝おう!

 
ボジョレー・ヌーヴォーはボジョレー地方の新酒。今年も実ったブドウに対する喜びを、新酒を飲むことで表現するのです。
初心者にも嫌われにくい味わいですし、各種メディアでニュースに上ることで、多くの人の関心を引きます。
  
 
ボジョレー・ヌーヴォーを通して、またその次に飲むべきワインを通して、ワインに興味を持つ人が増えるかもしれません。
ワイン好きが少しずつ増えることを願って。
 
 





※投稿に記載しているワインのヴィンテージ・価格は執筆時のものです。現在販売しているものと異なる場合があります。
購入の際は必ず商品ページにてご確認ください。




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