ナカムラセラーズについて、より詳しく

和食に合うカリフォルニアワイン、ここにあります。
ナカムラ・セラーズ noria
中村倫久氏の挑戦

「noria」とはスペイン語で風車 それを作るのは日本人

ナカムラセラーズのエチケットに描かれたイラストは、水車と花火をイメージしています。
水車から連想されるのは、水・自然・生活の基本的なエネルギー。これはワインにとっても非常に大切なものです。
また、ワインは生活の一部であり、その時々の瞬間を輝かせてくれるもの。花火のような存在であるという思いが、エチケットに込められています。

このワインをつくる中村倫久(のりひさ)氏は、全日空のホテルでサービスマン出身。大学卒業後、ホテルマンとして勤務時、辞令を受けてアメリカに渡ります。
そこでワインにどっぷりとハマってしまい、カリフォルニアでワインをつくることを決意します。 カリフォルニア大学デイヴィス校にて醸造を学び、2004年に卒業。

ナパ・ワイン・カンパニー、アーテッサ・ワイナリー、ジェイムソン・ランチにて修業し、その後ナカムラセラーズを設立します。

ワインで表現したいのは繊細さ 日本酒のようなワイン

中村倫久氏がワインで表現したいのは「繊細さ」
それをもって、世界の様々な食事。特に和食にあうワインを作りたい。

そのためにはブドウ選びが非常に重要。

カリフォルニアは非常に気候に恵まれた産地ですが、そのワインに繊細さを求めるのは簡単ではありません。
暖かく日照に恵まれているため、ブドウの糖度が上がりやすく、力強く親しみやすい、インパクトのあるワインができやすい。それはカリフォルニアワインの魅力ではありますが、中村氏が表現したい繊細さを覆い隠してしまいます。

ワインメーカーとして働いていた時の伝手も生かし、とうとう彼の求めていたブドウを見つけます。
ソノマ・マウンテンの山すそ、そこに広がるなだらかな斜面。そこにあるサンジャコモ・ヴィンヤードのブドウを使って、「noria」は生まれました。2010年のことです。

中村氏が作りたいワイン。特に白ワインのモデルは、日本酒だといいます。

和食に合うワイン4種類

サンジャコモ・ヴィンヤード

noriaがスタートしたサンジャコモ・ヴィンヤードのブドウから、シャルドネピノ・ノワールをつくっています。

Chardonnay
やわらかく厚みのある口当たり。粘りのある酸と心地よい余韻。日本酒の純米吟醸をモデルに作られたnoriaのシャルドネは、他のカリフォルニアワインと一味違います。
ライム・アプリコット・洋ナシなどの果実のアロマにハーブ香がほのかに絡みます。繊細な口当たりはまさに彼が目指したもの。トロピカルふつーつのような味わいもあり、複雑で魅惑的な余韻が楽しめます。

Pinot Noir
ひんやりとした風がそよそよと吹く。赤みがかった粘土の混じる砂利質の土壌。たっぷりと太陽を浴びて育ったピノ・ノワール
上質な、そしてイメージ通りの、期待を裏切らないソノマコーストのピノ・ノワールです。
ラズベリーやダークチェリーのアロマの奥に、バラや杉の香りが溶け込んでいます。口当たりからフレッシュさを感じます。穏やかでしなやかなタンニン。文句のつけようがないピノ・ノワールがここにあります。

マイケル・バレンタイン・ヴィンヤード

ロシアン・リヴァー・ヴァレーに位置するこの畑からは、ピノ・ノワールを作っています。
いい意味で期待・予想を裏切ってくれるのが、このワイン。
ハッキリとした果実味、力強さ。そういった言葉とはまったくの無縁。
口に含むと「ん?」となったあとに、じわっと広がる旨味に「おお!」となります。
ラズベリーやバラの花、白コショウ、絹のような口当たり。そんな言葉をいくら並べたところで、このワインは語りつくせません。

サンジャコモ・ヴィンヤードとの違いを、イメージで例えてみますと

サンジャコモは、真面目で人当たりのいいビジネスマン。爽やかで少し話しただけで「この人は信頼できる」と感じます。そんな正統派の優等生
それに対してマイケル・バレンタイン・ヴィンヤードは、アウトロー。だらしのない遊び人。待ち合わせをするべきではないような人。でも実は多趣味でいろいろな引出しをもっており、付き合ってみるといつも自分を楽しませてくれる。

どちらもそれぞれの魅力があります。これはひょっとして、中村氏の二面性なのでしょうか。

ベヴィル・ファミリー・ヴィンヤード


2014年にラインナップに加わったこの畑からは、ソーヴィニヨン・ブランを作っています。

中村氏の「日本酒をモデルにしたワインづくり」がもっとも顕著に表れているのが、このソーヴィニヨン・ブランでしょう。
青草のような風味ではなく、大吟醸のようにトロピカルで奥行きのあるワイン。
3%だけブレンドされたゲヴェルツトラミネール、それから60%がステンレスタンク発酵・40%がオークの古樽発酵での醸造、なによりこの畑で育つブドウの質が、この不思議なワインを形作っています。

グレープフルーツやライチ、ほのかに夏ミカンのアロマ。繊細なシトラスの果実味があり、柔和な酸味が全体を包み込んでいます。

ナカムラセラーズのワインを探す


産地 : アメリカ > カリフォルニア > ソノマ
生産者 : ナカムラセラーズ
品種 : ピノ・ノワール 100%
英字 : NAKAMURA CELLARS Noria Pinot Noir Michael Valentine Vineyard
内容量 : 750ml
JANコード : 860791000340
輸入元 : 中川ワイン
赤ミディアムボディ辛口

ワイン名のノリアはスペイン語で水車の意。水車から連想される水、自然、生活の基本的なエネルギーのメージ がそのままワインが持つ要素と重なりあうため、このブランド名を採択しました。 醸造家は日本人の中村倫久氏。

収穫後7日間の低温醸しを経て、開放型ステンレス発酵槽と新樽に分けて発酵させ、仏産樽(60%新樽)で14ヶ月熟成。ノリアのワインの究極の目標である「繊細さ」を持つワイン。この畑のあるフリーストーン地区は、カリフォルニア北部では一番冷涼な気候の影響で、他には見ることのできない純粋で華麗なピノ・ノワールを生み出すことできる。赤い果実が印象的で華やか。

ナカムラ・セラーズの魅力、それはピノ・ノワールから旨味をとても上手に引き出していることです。
特別自然派というわけではありませんが、ブルゴーニュのフィリップ・パカレやプリューレ・ロックといった生産者と通じるところがあります。
料理とあわせるなら、やはり”ダシ”のきいたもの。上質な香りのつけ蕎麦が食べたくなります。少し熟成させてタンニンの角が取れたら、おでんに合わせてもいいかも。

【故中村勘九郎が愛したワインナリーのピノ ノワール 】 ナカムラセラーズ ノリア ピノノワール マイケル バレンタイン ヴィンヤード 2019

商品番号 610025792016
  • 赤ワイン
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