《このワインについて》
2020年にナパを襲った大規模な山火事は、多くのブドウ畑に壊滅的な打撃を与えました。
レアムも例外ではなく、2020年ヴィンテージの赤ワイン生産を断念。唯一早めに収穫できたクームズヴィル・ファレラ畑のメルローを主に使い、ロゼワインをリリースするという決断を下します。
苦肉の策と言えるワインでしたが、その出来栄えは「ナパ・ヴァレー最高の畑から、最高級の芸術品を造り上げる」という、レアムのコンセプトにふさわしいクオリティに仕上がりました。
大きな試練を乗り越えて世に送り出された、まさに奇跡のような1本。レアムのロゼが味わえるのは、これが最後のチャンスかもしれません。
《生産者について》
「ナパ・ヴァレー最高の畑から、最高級の芸術品を造り上げる」「それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現する」
そんな信念を掲げ、レアム・セラーズは2002年に設立されました。創業者はホワン・メルカード氏。2012年、元ハーラン・エステイトの財務担当であるスコット・ベッカー氏が加入。
創業当時は無名のワイナリーでしたが、醸造家ブノワ・トゥケ氏の才能により、リリースされるワイン評価誌で高得点を連発。2012年VTではワインアドヴォケイト誌で100点満点を獲得しています。
今ではカルトワイン界のトップランナーとして、確かな地位を確立しているワイナリーです。
Realm Precious Twin Rose