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SDGsなワイン特集|ワイン消費を通した感謝と責任

2025年12月30日

SDGsなワイン特集|ワイン消費を通した感謝と責任
 
サスティナブルな造りを実践するワインを選んで飲むことは、100年後の未来を守ることにつながります。いま私たちが美味しいワインを飲めるのは、発展させてきた醸造技術と守り続けてきた畑があるから。先人への感謝と後世への責任を、エシカル消費という形で実践しませんか?環境に配慮しつつ品質も間違いない、SDGsなワインをご紹介します。
 

環境に配慮してつくられるワイン7選

 
一口に「環境に配慮する」といってもいろいろあります。オーガニックやそれに準ずる栽培をするのはその一つ。優良な生産者ほど、環境に配慮したワイン造りは『当たり前』です。
未来のために様々な取り組みを実践する生産者がつくるワインをご紹介します。
 
 

アルミボトルで輸送をエコに

パッケージと輸送のCO2削減

 
このワイン、ちょっと小ぶりですごく軽量なのに、ちゃんと750ml入っています。アルミ缶ボトルなのです。味わいはごく一般的な味わいの上質なシャルドネ。樽香がふわっと広がり、適度なボリューム感と上品さを持ちます。グラスに注げば何の違和感もありません。
熟成の必要がないワインの容器として、私は全力で歓迎します。
 
 

アルミボトルで輸送をエコに

パッケージと輸送のCO2削減

 
アルミボトルゆえの風味は特に感じません。スクリューキャップとガラスボトルと同様、抜栓後少しだけ時間はかかりますが、ピノ・ノワールのピュアで華やかな香りがしっかり広がります。
アルミ缶ボトルは小型サイズとして、コンビニなどで前から見かけました。しかし低価格品なので味はそれなり。生産者のボーグルはあえて上級のワインを詰めることで、品質面で何の心配もないことを証明しました。
2022年と新しすぎないからこそ、よりスムースな口当たりが楽しめます。
 
 

カビ耐性品種で農薬が減らせる

農薬を減らし畑の環境を守る

 
世界中で注目され、特にドイツでよく見かけるPiwi(ピーヴィー)と呼ばれる品種。ワイン用以外とのハイブリッド交配で、カビの耐性を持つように開発されたものです。通常よりも防除に使う薬品を減らすことができ、オーガニック栽培を実践しやすいのが魅力です。ハイブリッドによるクセのような風味もありますが、それもまた個性として楽しめます。
 
 

子供の教育は社会の未来

教育支援団体への寄付活動

 
このワインは1本につき50円が「ペプルス・プロジェクト」に寄付されます。2004年に設立された教育系NPOで、子供たちの教育支援をしています。やがて様々な仕事に就いて収入を得、地域として発展していく。これもまた社会的にサスティナブルなワイン造りの一環です。
 
ペブルス・プロジェクトHP▼
 
 

2000haの有機栽培!

農薬を減らし畑の環境を守る

 
手間をかけた有機栽培と聞くと、小規模農家の活動を思い浮かべるかもしれません。間違いではないのですが、むしろ大規模生産者ほど当たり前のように真剣に取り組んでいます。
カンティーナ・オルソーニャはオーガニックを実践する栽培者のみで構成される協同組合。その面積なんと2000haと広大です。日本にも様々な輸入元からワインが入ってきています。規模が大きいからこそできる社会貢献も大きい。さらにワインが美味しくて手頃なら言うことなしです。
 
 

労働者の健康を守るために

有機栽培で労働者の健康を守る

 
ユーロリーフにデメターにヴィーガン。これでもかと様々な認証マークがついたエミリアーナ・ヴィンヤーズのワイン。チリを代表するオーガニックワインの生産者です。有機栽培に転換するきっかけは、畑で働くスタッフの健康を気遣ってでした。当然それは畑の環境を守ることにもつながります。世界最高基準の認証を得ながらこのリーズナブルな価格は奇跡です。
 
 

昔も今も変わらぬワイン造り

有機栽培で生態系を守る

 
シャトー・ル・ピュイは特殊な生産者で、オーガニックという言葉が生まれる前からずっと、400年間農薬を使わない栽培を実践してきました。更にブドウ畑と同じだけの面積を、生態系を守るため自然のままに残しています。まさに大地の味を感じる整ったワインです。
 
 

よく耳にする「SDGs」とは

 
近年様々な場で目にし、耳にする「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されます。持続可能でより良い世界を目指すため、国連サミットで採択された目標で、「誰一人取り残さない」を理念としています。
そのために17の大きな目標と169の具体的なターゲットが設定されています。
 
 

環境だけでなく社会の目標

 
SDGsは決して環境保護だけの目標ではありません。貧困や様々な格差、教育などの課題に対しての包括的な取り組みです
地球環境の保護は言うまでもなく重要です。しかしそれを今日食べる物にも困っているような人に求めることは決してできません。
身の安全が保障され、今の幸せを感じてこそ、人は未来に希望を持てます。人が暮らす地球環境を良い状態で守ることを目指しているのです。
その点でSDGsの真逆を行くのが戦争です。一刻も早く世界が平和になってほしいものです。
 
 

ワインに関係するSDGsの目標

 
SDGs17の目標のうち、ワインと関係が深いのは次の2つでしょう。
 
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標15:陸の豊かさを守ろう
 
気候変動への対策としては、製造・流通における二酸化炭素の排出をいかに少なくするかがカギとなります。
「陸の豊かさ」にはブドウ畑における生物の多様性が主題となるでしょう。除草剤や殺虫剤でブドウのみが生きる畑にするのが、最も分かりやすい生態系の破壊です。それと対照的なのが、そういった薬剤を用いないオーガニック栽培です。
これらに加えて「持続可能な」とは、労働環境も関係します。スタッフが健康に働き続けられる環境であることが、50年後、100年後も美味しいワインをつくり続けられることにつながります。
 

 

矛盾しないワインの美味しさとSDGs

 
ワインは嗜好品である以上、一番大切なのは美味しさです。いくら環境に優しい製品でも、美味しさを損なうようでは持続しません。
幸いなことに、環境に配慮した農法を実践することは、より良い品質のブドウを栽培することにつながります
 
 
その理由の一つが微生物の働きです。微生物や小型生物が多く生息する土壌は、その働きで柔らかく水はけが良いです。ブドウの根はより広い範囲から栄養を得ることができます。
除草剤で手早く雑草を枯らせば、一時は収穫量が上がるかもしれませんが、畑がカチカチの痩せた土壌に変わっていってしまうかもしれません。
 
近年多くのワイナリーがオーガニックやそれに準ずる栽培に転換しています。一方で化学肥料や除草剤を使う農法に戻したという話は聞いたことがありません。
手間がかかるのは間違いなくとも、それを上回るメリットがあるのでしょう。
 
 

目印の一例であるサスティナブル認証

 
畑における栽培手法として、認証団体が定める規定に基づいた手法を実践しているか。禁止している薬品を使用していないか。それを一定期間以上継続しているか。
こういった規定をクリアしたワインには、ラベルに認証団体のロゴを表示することができます。
 
 
一番よく見かけるのは「ユーロリーフ」でしょう。その名の通りEU諸国の認証として始まったものですが、他国のワインで表示しているものも多くあります。
こういったオーガニック認証のマークのあるワインは、一目で環境に配慮した栽培を行っていることが分かります。
しかしその逆は言えません。「認証マークが無いのは、農薬などを使っているワインだ」と決めつけるのは誤りです。
 
 

認証を取って表示するかは別の話

 
「オーガニックはいいことだから」「100年後の環境を守るために」
そういう気持ちでオーガニックを実践する生産者もいます。一方で先述のように、いいブドウを育てようとして行き着いた農法が、昔ながらの農薬や合成肥料を使わないものであることもあります
 
認証を取得するには費用も時間もかかります。それでも取得してワインのラベルに記載するのは、主にマーケティング的な理由。そういう製品を選んで買う人もいるから。
あるいは環境保護という責務を果たしていることの証としてでしょう。
 
一方でワインに十分な販売力があれば、そういった認証マークは不要です。マークが無くても環境保護に貢献していることは変わりません。10万円のワインに認証マークがついていても、それを理由に購入を決める人は稀でしょう。
実際、ブルゴーニュの高級ワイン生産者の多くは、ビオディナミやそれに準ずる栽培をしていますが、認証マークは見かけません。ナパ・ヴァレーにも多くの独自認証がありますが、ラベルに記載しているものは稀です。
 
 

前提として大切な経済的サスティナビリティ

 
美味しいワインをつくり、消費者が喜んでリピートし、ワイナリーが適切な利益をあげられる。
経済的なサスティナビリティは、環境のサスティナビリティ以前に、前提として確保すべきだと筆者は考えます。
どれだけ立派な取り組みをしていても、ワイナリーが倒産してしまえば続かないからです。
 
そのためには建前よりもまずは味と安定性。多くの人に好まれる品質であることと、リピートしてもらったときその期待を裏切らないこと。
これがなければ販売側としても勧めづらいワインとなってしまいます。
 
 

分けて考えたいナチュラルワインとサスティナブル

 
最近いたるところで見かけるようになった「ナチュラルワイン」。一方でその「アンチ」も増えています。
ナチュラルワインの多くは環境保護を掲げます。認証マークがついているものも少なくありません。
しかし「ナチュラルワイン」とはワインのスタイル、造り方の方向性や味わいのタイプの話です。サスティナブルとは分けて考える必要があると筆者は主張します。
 
 

「ナチュラルワイン」が生まれた経緯

 
「ナチュラルワイン」という言葉は、大量生産される工業製品的なワインへのアンチテーゼとして市民権を得てきました。
化学肥料と農薬を使い、熟度の高いブドウを安定して大量に生産する。様々な添加物を含む高度な醸造テクニックを用いて、消費者が求める味に仕上げる。そういった工業的なワインは安くて美味しいです。そして味が安定しています。大量生産されるので、スーパーマーケットなど多くの場所で入手可能です。
 
 
一方で味わいが画一的になり、その土地の個性が感じられず、つまらないと感じる人も出てきました。
 
 

人の介入を最小限にする「ナチュラルワイン」

 
だからこそ、栽培・醸造技術が発展する以前の、昔ながらの造り方に戻ろう。人の手による介入を最小限にしようというのが、基本的なナチュラルワインの考え方です。なので「非介入主義」「ハンズオフワイン」などとも呼ばれます。
栽培において化学的に合成されたものを用いない。培養酵母の添加をしない。温度管理をしない。過度な樽香をつけない。濾過や清澄をしないか最小限に。亜硫酸の添加も最小限に。
このようなコントロールしない醸造でいいワインをつくるには、ブドウが健全で高品質なものであることが必要。そのためには生命力豊かな畑で、丁寧な栽培が必須。結果的にサスティナブルな栽培であることにつながります。
 
 

「ナチュラルワイン」は醸造の失敗と隣り合わせ

 
なぜ近代技術を用いた醸造では、亜硫酸や様々な添加物を使用し、濾過や清澄をするのか。それは少ない手間で安定して健全なワインをつくるためです。好きで入れているのではありません。
ではそれらを使わないとどうなるのか。醸造が失敗するリスクが高まります。「欠陥臭」と呼ばれる良くない臭いがワインについてしまう可能性が高まるのです。
 
 
優良な生産者は、ハンズオフの手法でも健全で素晴らしいワインを提供します。しかしそれには手間とお金がかかるか、生産量が限られます。結果としてワインは高価なものになります。もしかしたらその陰で、失敗したワインを捨てているのかもしれません。
「ナチュラルワインを飲みたい、だけど予算は限られる」というのであれば、欠陥のある不味いワインを選んでしまうリスクがあるということです
輸入元・ワインショップが試飲して選んでいるものでも、安全は保障されません。瓶の中で状態が変化していたり、ボトル差がある場合があるからです。
そんな失敗作ワインでお金をとっている。あるいは取らざるを得ない。あるいはそれを平気で販売している人がいる。
「アンチ・ナチュラルワイン」な人の多くは、こういった現状への憤りを抱えています。
 
 

サスティナブルでクラシックなワインも

 
一方で栽培においてはサスティナブルな手法を用いつつ、醸造においては適切なコントロールをしたワインもたくさんあります。既に評価を得ているワインに対して、わざわざ不安定な手法を用いる必要はないのです。
「美味しいワインをつくるために、様々な技術を取り入れてきたし、これからも取り入れていく」
 
 
例えばボルドーの1級シャトーである「シャトー・ラトゥール」は、現在エコセール認証を取得した有機栽培を実践しています。2009年からビオディナミを実験的に取り入れ、その面積を増やしていきました。
しかしその前後でワインのスタイルが変わったという話は聞きません。ただブドウの品質とサスティナブルなワイン造りの実践を求めたものでしょう。
 
 

ワイン造りが与える環境負荷とは

 
「ワインのサスティナビリティ」と聞くと、まず栽培法を思い浮かべます。もちろんそれも重要なのですが、それだけでは不十分。
温室効果ガスの削減を考えるなら、注目すべきはパッケージングと輸送です。
 
 

ワインづくりで排出されるCO2は?

 
ワインがつくられ手元に届くまで、何にどれだけ温室効果ガスが排出されているか。それを調査した資料がこちらです。(ワインオーストラリア主催のセミナーより)
 
 
まずパッケージングにおよそ半分。これはガラス瓶の製造や輸送、ボトル詰めをしたワインを梱包する段ボールなどの製造などに関係するものでしょう。
ガラス瓶は瓶ゴミとして回収されますが、そのままガラス瓶にリサイクルできないこともあります。青や緑、茶色に着色された瓶は「もとの色より薄いものにはリサイクルできない」という制約があります。アスファルトや断熱材の原料に再利用されるそうですが、ワイン用ボトルに使う原料は新しいものが多いのかもしれません。
それから輸送に関して。これも原材料のブドウ輸送は微々たるもので、出来上がったワインの輸送・輸出が大部分を占めます
 
 

輸送・リサイクルで有利なアルミ缶ボトル

 
今回ご紹介した「エレメンタル」で採用されているアルミ缶ボトル。これは非常に画期的です。
重量が通常のガラス瓶の20%しかなく、薄く軽量です。ボトルが一回り小さいので、ワインの段ボールも小さく軽量。輸送コストが下がり、温室効果ガスの削減につながります。
ガラス瓶より割れにくいこともポイントです。
さらにアルミ缶は、清涼飲料水でリサイクルの仕組みが確立されています。アルミニウムはボーキサイトから精錬するのに大量の電力が必要。リサイクルの方が圧倒的にコストが低いのです。リサイクルの面でもガラス瓶より有利です。
 
 
 

普及は皆さまの消費にかかっている

 
ルミ缶ボトルのデメリットとしては初期の設備投資が莫大に必要なことでしょう。製造ラインをつくれるのは、大規模生産者だけです。様々なブランドを展開し、サスティナビリティへの関心が高いボーグル・ヴィンヤーズだから実現できたのです。
なのでこういったボトルが急速に広まることはありません。小規模生産者にはなかなかつくれないのです。
 
これまで日本でコンビニに並ぶような安いアルミ缶ワインはありました。近年は小さいサイズのアルミ缶ワインもちらほら輸入されはじめましたが、日本の缶チューハイ市場に押されてか、なかなか普及しません。
このエレメンタルは、チューハイと競合するような低価格市場ではなく、ワイン愛好家が求めるような価格帯でリリースされました。品質面でガラス瓶と変わらないことをアピールする狙いでしょう
 
このアルミ缶ボトルも実験的な試みです。品質うんぬんより、ワイン愛好家にイメージで敬遠されないか。
このSDGsなボトルが継続できるかどうかは、皆様の消費にかかっています。
 
 

SDGsに取り組むことで孫が享受するメリット

 
サスティナビリティへの取り組みは、5年10年で目に見える結果が出るものではありません。逆に取り組みをしなくとも、数年内に明確な害が現われるものでもありません。
ゆえに現在60歳前後でワインを飲んでおられる方にとって、地球環境をわが身の問題とすることは難しいでしょう。そのメリットを直接享受するのは、孫やひ孫の世代です。
 
 

あなたと同じ美味しさを孫も味わう

 
「地球温暖化でドイツの赤ワインが美味しくなった」「イギリスがワイン産地の仲間入り」
そんな話を聞くようになりました。それは同時に、数百年続いた銘醸地のワインが変わってしまう恐れがあるということです
 
 
例えばブルゴーニュ。特級畑・1級畑が斜面にあるのは、より効率的に日照を得られ、ブドウが安定的によく熟すというメリットがあるからです。逆に下級の畑では未熟で青臭いブドウになりがちだったのです。
ところが近年は、ブドウの過熟の方が問題になっています。糖度が早くに上がりすぎ、酸度が落ちてしまうのです。
このまま温暖化が続けば、やがてピノ・ノワールに適した土地ではなくなってしまうかも。特級畑にシラーが植えられる日が来るかもしれません。
 
今私たちが愛するこの畑のワイン。孫やひ孫の世代も同じ、いやそれ以上の美味しさを味わうことができる。現在の環境を保ってこそ、世代をこえてこの美味しさが共有されます
 
 

ノウハウの蓄積とその向上のために

 
ワインは1年に1度しかつくることができません。そしてヴィンテージの特徴、その年の天候の影響がよく反映されます。
だからこそ、その年の状況とワインの出来栄えをよく把握し、翌年の施策にいかに反映させられるかが重要。より美味しいワインをつくるための、ノウハウの蓄積です。
 
そのためには畑自体の環境が同じであってほしい。土壌の状態が年々変わっては、ノウハウが役に立たないのです
豊かな生態系が維持されていれば、畑には自浄作用が働きます。一方で農薬の使用で生物多様性に乏しい畑では、どんどんやせ衰えていくでしょう。
その土地に適した農法が研究され、そのノウハウが地域に広まり、ワインの品質が底上げされて、やがて新たな銘醸地となっていくのです。ナパ・ヴァレーも55年前は単なる田舎産地でした。
我々の孫の世代には、思いもよらないところが高級ワイン産地となっているかもしれません。
 
 

サスティナブルなワイン造りは企業の責任

 
このようにワインのSDGsは、正直今すぐワクワクするものではありません。私たちやワイン生産者にとって、直接メリットがあるものではないのです。
 
優良生産者がみなサスティナブルなワイン造りに取り組むのは、CSR、企業が社会に果たすべき責任を全うしているから。それが彼らにとって当たり前なのです。だからサスティナブルな取り組みは、今回紹介したワインの他にもとても多くの生産者が実践しています。
この考え方は西洋の文化に支えられているところがあり、正直私自身も直感的にはピンときません。世代の影響もあるでしょう。若い人ほど受け入れやすいものではないでしょうか。
 
 
その根底には「感謝」と「責任」がある。そう考えると受け入れ安いかもしれません。
今私たちが美味しいワインを飲めているのは、数百年前から受け継がれてきたブドウ畑と、長い年月で発達してきた醸造技術があるからだ。そこに喜びと感謝があるならば、この先の世代へと受け継いでいく責任がある。
そう考えたとき、目の前の1杯のワインには美味しさ以上のものが詰まっているはずです。
 
 

ワインを飲んで環境・社会貢献

 
SDGsをもって世界が目指すより良い未来。そのために解決すべき課題。それらを前に、私たち一人ひとりの力はあまりに無力です。一人で地球温暖化を解決できる人なんていません。
だからといって何もしなければ世界は変わらない。
 
 
一人で何かを始めることが難しいからこそ、問題に取り組む人を支援するのです。サスティナブルなワイン造りを実践している生産者のワインを選んで飲む。それもあなたができる立派なSDGsです。
あなたの選ぶその1本. その想いが何万人、何百万人と集まれば、世界はちょっとずついい方向に変わっていくでしょう。
 
最後に、2025年に開催された大阪・関西万博、オーストリア館の展示で心に残ったメッセージを紹介します。
 





※投稿に記載しているワインのヴィンテージ・価格は執筆時のものです。現在販売しているものと異なる場合があります。
購入の際は必ず商品ページにてご確認ください。




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