《生産者について》
ローヌ川のほとりに広がる生産地「リラック」。そこにそびえる11世紀に建造されたモンフォーコン城の城主であるパンス伯爵の息子ロドルフがオーナーのワイナリーが、シャトー・ド・モンフォーコンです。
決して単なる金持ちの息子ではなく、フランス国内だけでなくカリフォルニア大学でもワインづくりを学び、オーストラリアでも修業を積んで、このワイナリーを復活させました。
現在は畑を60haまで拡張し、リラックを代表する生産者の一人にまで成長しました。
《このワインについて》
ローヌ地方のワインは、全体としてそう人気が高いものではありません。レストラン向けには安定して動いても、小売り向けにはやや供給過剰な印象もあります。
そのせいというべきか、そのおかげというべきか。輸入元の定温倉庫で保管されていたものが良い感じに飲み頃を迎え、しかも同じ銘柄のヴィンテージ違いを飲み比べる『垂直試飲』ができる状態にあります。
《2015年ヴィンテージについて》
温暖な太陽のヴィンテージでした。理想的な気候条件で、温かい春のあと、夏には適度な雨が降り、ブドウは力強く熟しました。
《テイスティングノート》
フルボディで長い余韻を持ちます。プラムの香りや黒コショウのような複雑な風味が例年より凝縮しており、オーク由来のバニラや杉、なめし皮を思わせる風味があります。
Baron Louis Chateau de Montfaucon