《生産者について》
日本人女性醸造家平林園枝さんが手がける少量生産のオーガニックワイン。彼女はニューヨークの商社勤めからワイン醸造家へと転身という異色の経歴を持ちます。
ワインに魅了された平林さんはこれまでのキャリアを投げ打って、名門UCデイヴィスに入学。その後はNZのクスダ・ワインズ、チリのモントセカーノ、そしてカリフォルニアではギャリー・ファレルやマサイアソン、敬虔なビオディナミ生産者であるリトライで修行を重ねました。
《このワインについて》
世界的オーガニック・レストラン「シェ・パニース」へ食材を提供するオーガニックファームの所有者ロス・カナードからプリミティーヴォを購入。園枝さんにとっては初めて醸造を手がけた品種だそうですが、花丸の出来と熱く語る程本当に素晴らしい豊かな個性を放つワインでした。まるで古くからある花園に迷い混んだような華やかで妖艶な香りに包まれます。
《テイスティングノート》
熟したオレンジやザクロ、アメリカンチェリーのような果実味に、ほのかに紅茶の葉やハーブの香りが漂います。とても豊かな果実味を持ちつつもチャーミングな酸味がとても良いアクセントとなり、ジンファンデルともイタリアのプリミティーヴォとも異なる個性を放ちます。日に日に表情の変わる様子が面白いので、数日かけてじっくり楽しむのもオススメです。
Six Cloves Primitivo Benguerel Vineyard