《生産者について》
シュラムスバーグの歴史はアメリカにおけるスパークリングワイン生産の歴史でもあります。
シュラムスバーグは今から約 150 年前にナパ ・ ヴァレーの山腹にヤコブ ・ シュラム氏によって設立されました。禁酒法時代や第二次世界大戦を経て、1965年にデイヴィーズ夫妻の所有になってから、スパークリングワインメーカーとしての地位を確立してきました。
当時はシャルドネとピノ・ノワールの栽培面積が、カリフォルニア全土でわずか20haしかなかったといいます。誰もスパークリングワインに見向きもしなかった時代から、伝統的なシャンパン方式の本格的なスパークリングワインをつくってきました。
その歴史もあってアメリカ大統領の公式晩餐会で何度も使用されています。カリフォルニアワインの歴史を語るとき、かならず名前が登場する生産者です。
《このワインについて》
「ブラン・ド・ノワール」と対になる、シュラムスバーグの2枚看板。生産者を知るにはこの2本を飲み比べるところから始めるのがいいでしょう。
完熟した青リンゴ、洋梨、ベーキングスパイス、ブリオッシュ、生姜のアロマがあります。口に含むとハニークリスプ(赤りんご)、グリルしたレモン、オレンジの皮が果実のアロマに加わり、長い余韻には生き生きとしたクリスピーな酸があり、トロピカルでキャラメルのニュアンスも感じます。
Schramsberg Blanc de Blancs North Coast