《生産者について》
モーゼルの中流域、ピースポート村の近くに、カール・ローウェンのワイナリーは居を構えます。ワイナリーの歴史は1803年までさかのぼることができ、所有している畑の中には世界で最も古いリースリングの畑があります。

《120年以上前のブドウの樹》
2008年に友人から購入した、マキシミリアン・ヘレンベルクの畑。わずか0.8haの畑のほとんどは、1896年に植樹された自根のリースリングです。
この畑の所有者はカール・ローウェンのみ。他の畑も含めて13ha所有しています。

《このワインについて》
このワインの区画は『1896』の区画から道一本挟んで斜面上部にあります。植樹は1902年なので、余裕で樹齢100年越え！それがこの価格なのは奇跡です。赤色粘板岩という点では同じながら、石がより多くて細かな砂は少ない土壌。なのでより引き締まった味わいのワインになります。
残糖値が多くなりがちな『1896』に比べてより辛口に仕上がるので、「GG」つまり認定された特級畑でつくられる辛口リースリングが名乗れます。
『1896』にしても、酸度が高いので多少残糖があってもスッキリ辛口には感じます。それよりももっと細身で引き締まった味わいがお好きなら、この「GG」がいいでしょう。

Maximin Herrenberg Riesling Grosses Gewachs Carl Loewen