《生産者について》
カノンコップは設立から100年を超え、100ha以上のブドウ畑を所有する大御所の生産者の一つ。主力品種はブッシュヴァインの古木からつくるピノタージュですが、カベルネ・ソーヴィニヨンも品質が高く評判です。発酵中の赤ワインは高い頻度でパンチングダウン(浮いてくる果帽を櫂で押して混ぜること)を行うため、しっかり濃い色調の力強いワインをつくります。
《このワインについて》
今までカベルネ・ソーヴィニヨンは「エステート」クラスから作られていましたが、初めてリーズナブルな「カデット」のクラスにも投入されました。
南アフリカのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、ボルドーとニューワールドの間をとったような個性を持つものが多いです。その中で、カノンコップはややボルドー寄りのものを多く作りますが、このワインに関してはよりニューワールド寄り。
しっかり樽熟成したことを感じさせる香ばしい風味の中に、凝縮した黒いベリーの果実味を感じます。
濃厚でなめらかな味わいがコンパクトにまとまっている赤ワインです。
Kanonkop Kadette Cabernet Sauvignon