《ワイナリーについて》
オシェール ・ バステヒエタ (Oxer Bastegieta) は、 1999 年、 DO ビスカイコ ・ チャコリーナのコルテスビで彼の父の畑を引き継ぐ形でワインづくりをスタートしました。
オーガニック農法で一部ビオディナミ農法も取り入れながら、 天然酵母使用、 無清澄、 無濾過でつくられるワインは、すべてのワインに 「研ぎ澄まされた」 印象があります。
《オシェールさんについて》
輸入元のいろはわいんでは「ビスカイバルネ」という小さなワイナリーのチャコリを扱っています。3人で運営しているのですが、オシェールさんはその内の一人でした。私は彼のことを「畑仕事の職人」と思っていましたが(それも合っているのですが)、「芸術家タイプ」の人でした。特にこの、彼自身のワイナリー「オシェール」では。
オシェールさんに(前出の)感じたことを話したら、とても喜んでいました。
「僕は畑と醸造の職人であり、バスクの風景を表現するアーティストでもあるんだ。」
《このワインについて》
このワイン、チャコリの際立った特徴のひとつは「海のミネラル」を感じる、ということです。海まで2kmという斜面にある畑のぶどうからできるワインならではです。この塩味を感じるほどのミネラル感は「海のしぶきをワインで表している」(オシェールさん)とのことです。
また、このワインのラベルに描かれた「原始人(風の男性)と鳥」についても、込められた意味があるのです。
《テイスティングノート》
柑橘、青リンゴ、ローリエ、フェンネルの香りのフレッシュなワイン。シュール・リーによるやわらかい酸と、海を感じるミネラルの風味。余韻にほのかな苦みが続き、全体を引き締めています。
Bizkaiko Txakolina Marko Oxer