《テイスティングノート》
熟したグレープフルーツのような柑橘の香りに、少し土っぽい香りが混ざります。土と言っても茶色の土ではなく、白く乾いたような土。土壁のようなニュアンス。マールボロの青草やパッションフルーツのような香りとは明らかに違います。
キリっとドライな口当たりで、マールボロのものよりも酸味は控えめ。柔らかい口当たりです。
ニュージーランドの中でもソーヴィニヨン・ブランの風味にバリエーションがあることを感じさせる1本です。
《ワイヘケ島について》
ニュージーランド有数の都市オークランド。その近くに位置し、観光地として地元のみならず世界中の人に親しまれている島が、小さなワインの島、ワイヘケ島です。
淡路島の1/6ほどの面積ながら、20ほどのワイナリーがあり、その中で最大規模を誇るのがこのマン・オー・ウォーです。
《ワイナリーについて》
1769年、キャプテン・ジェームズ・クックがこのワイヘケ島に到着した際、ニュージーランドカウリという樹を見て「イギリスの戦艦 マン・オー・ウォーのマストをつくるのに適している」という記録を残しています。ワイナリーの名前はそこからとられました。11種類のブドウが80ものブロックに分けて栽培されています。
Estate Range Sauvignon Blanc Man O'War