《生産者について》
ファウス家は300年以上続く家系。オーナーのルドルフ・ファウス氏は、ラインガウのガイゼンハイム大学で学んで、シュロス・ヨハニスベルクで修行をして生家に帰ってきました。
25.5haある畑でつくるワインは、75%が白ワイン用。とりわけアイスヴァインづくりにこだわっています。
《アイスヴァインとは》
アイスヴァイン(アイスワイン)とは、凍ったブドウからつくる極甘口のデザートワインの一種です。
通常は10月、11月に収穫するブドウを、冬になるまで樹につけたままにしておきます。最低気温が-7℃を下回った朝方に、凍ったブドウを収穫し、糖度や酸度が濃縮された果汁を発酵させてワインにします。発酵によって糖度を使いきれないので、極甘口のワインとなるのです。
その収穫時期は、時に年を越すこともあるそうです。その間にブドウが腐敗してしまうこともあるため、アイスヴァインの生産にはリスクが伴います。毎年できるわけではないのです。
《リースリングのアイスヴァイン》
アイスヴァインはいろいろなブドウ品種でつくることができますが、中でも最上のものはリースリングでつくられます。トロピカルフルーツやはちみつのような濃厚な香りが感じられ、強烈な甘みがありますが、高い酸度に支えられるので決してベタベタしません。余韻が上品なものになるのは、リースリングならではです。
Udenheimer Sonnenberg Riesling Eiswein Rudolf Fauth