《生産者について》
「ソーヴィニヨン・ブランの高級産地といえばサンセール」こうやってソーヴィニヨン・ブランで高価格帯のワインを販売できるようなブランドを築くにあたり、非常に大きな功績を残したのがアンリ・ブルジョワです。
この地に10世代にわたって続く家系です。だからこそサンセールのモザイクのように入り組んだ土壌を深く理解しています。それゆえに土壌でワインをつくり分けるということを早くにスタート。同じ作り手のソーヴィニヨン・ブランにこれほどの違いがあるのかと驚かせてくれます。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランといえば、当店ではニュージーランドのマールボロ産のものが売り上げの大半を占めます。品種の特徴香がよく現れており、味わいが分かりやすく親しみやすい。でも品種と地域の味が強いために、生産者の違いやまして畑の違いを表現できているところは稀です。
アンリ・ブルジョワがつくるものは飲み比べる楽しみがあります。土壌の特徴をハッキリとワインに表現しているからです。
このワインがつくられる区画はシレックス土壌。シレックスとは火打石のことで、少しスモーキーなニュアンスをワインに感じることが多いです。しかもこの区画の植樹はなんと1936年。高い樹齢ゆえに、土壌の特徴をしっかり反映します。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト 2016年10月]
2014年産の「サンセール・ダンタン」は、このドメーヌを代表するもう一つのアイコンワインです。1936年に植えられた、火打石のような香りと石灰質の土壌が特徴で、ほぼ有機農法で栽培されたブドウ畑から生まれたこのキュヴェは、オーク樽で発酵させ、澱の上で熟成させた後、清澄や濾過を行わずに瓶詰めされています。非常に澄み渡り、深みと芳香に富んだサンセールで、鼻腔には濃厚な果実香と、魅惑的な火打石や鉱物のような香りが立ち上ります。口当たりはフルボディで丸みがあり、エレガント。クリアでほのかにオークのニュアンスを帯びた果実味、そしてドライで非常に長く清涼感のある余韻が続き、心地よいフェノール系のタンニンと、刺激的な苦味を持つ柑橘類(グレープフルーツ)の風味が感じられます。後味は極めて純粋で塩味があり、劇的な若さと熟成の可能性を秘めています。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2018-2026年]
Sancerre d'Antan Henri Bourgeois