《生産者について》
「ソーヴィニヨン・ブランの高級産地といえばサンセール」こうやってソーヴィニヨン・ブランで7000円8000円のワインを販売できるようなブランドを築くうえで、非常に大きな功績を残したのがアンリ・ブルジョワです。
この地に10代にわたって続く家系であり、だからこそサンセールのモザイクのように入り組んだ土壌を深く理解しています。それゆえに土壌でワインをつくり分けるということを早くにスタート。同じ作り手のソーヴィニヨン・ブランにこれほどの違いがあるのかと驚かせてくれます。
《このワインについて》
アンリ・ブルジョワがつくるものは飲み比べる楽しみがあります。土壌の特徴をハッキリとワインに表現しているからです。
ル・モンダネの畑はそれこそアンリ・ブルジョワの代名詞。昔から貴族たちが手に入れようと争った、サンセールでも1,2を争う人気区画だといいます。
土壌はシャブリと同じキンメリジャン土壌。南?南西向きでブドウは良く熟し、特に熟成能力のあるワインが出来上がるといいます。
《テイスティングノート》
熟したレモンや火打石のような緊張感のある香り。口当たりはリッチで濃厚、しっかりとした味わいの骨格を持ちます。開けたてにおいて香りのボリュームは少し物足りなく感じるかもしれませんが、飲み込んだ後に鼻を抜けていく香りはそれを補って余りあります。時間と共にグラスの香りも増していくでしょう。
熟成によってより複雑な香りを獲得していくでしょう。同等クラスの「ジャディス」や「ダンタン」よりもボリューム感のある味わいです。
Sancerre Le Monts Damnes de Bourgeois Henri Bourgeois