《生産者について》
ブルゴーニュワインが価格高騰するなかで、救世主といえるサントネイ村。シャサーニュモンラッシェと地続きという素晴らしい立地でありながら少しマイナーと言われるサントネイは穴場産地として、近年熱い注目を集めています。
そこを牽引するスター生産者がリュシアン・ミュザールです。
9代目となるクロードとエルヴェのミュザール兄弟が現在このドメーヌの指揮を執ります。
コート・ド・ボーヌのジューヌ・タロン(ブルゴーニュの各地区でそれぞれ最高の若手ヴィニュロンに贈られる賞)を獲得し、審査員の最高評価を得ているこの村屈指の大スターです。
《リュシアン・ミュザールの目指すワイン》
兄弟は理想のワインを求め、二人三脚で栽培・醸造の両面で試行錯誤を繰り返してきました。
彼らにとっての良いワインとは、「熟成のどの段階にあっても、常に楽しませてくれるワイン」。
高い熟度と強い抽出がもたらす濃厚さよりも、早くからおいしく飲めるバランスの良さを追及しています。
その高い価値から彼らのワインはラムロワーズやロワゾーなど地元ブルゴーニュの名店をはじめ、ギ・サヴォワやアラン・デュカスなど、多くのミシュラン星付きレストランでオンリストされています。
《このワインについて》
ブルゴーニュルージュはサントネ、マランジェ、シャサーニュにある複数の区画のブドウをブレンド。
平均樹齢も高く最も古いブドウは1950年代に植樹されたものです。
チェリーやプラムの心地よい香りを背景から支える仄かなオークのニュアンス。
しなやかなアタックに続き、充実した甘味をともない果実が広がります。樹齢の高さからもたらされる伸びやかな味わいをしっかりとしたタンニンが支えています。
Bourgogne Rouge Lucien Muzard