《ワイナリーについて》
2004年に家業を継承したステファン・モロー・ノーデ。ドーヴィサに影響を受け、畑の転換、有機栽培、手摘み収穫、野生酵母による発酵でワインを造ります。畑はラヴノーやドーヴィサの隣にある樹齢50年の古樹が主体となっていて、テロワールも申し分ありません。残念なことに2016年に当主のステファン・モローは逝去してしまったのですが、妻がドメーヌを引き継ぎ、さらなる進化を遂げているのでその評価はゆるぎないものとなっています。
《このワインについて》
「プティ・シャブリ」は、「シャブリ」の畑のまわりに区画があります。その多くは平地の畑で、シャブリと違ってキンメリジャン土壌(貝殻石灰質)ではなく、粘土石灰質土壌です。シャブリの特徴であるミネラル感が弱めで、より純粋なシャルドネの味わいを表現したワインが多い傾向です。
シャブリ地方は2019、2020、2021年と凶作が続きました。大手生産者・小規模生産者に関わらず、これから当面入荷数が限られた状態が続きます。
ワイン通の間ではじわじわとその評価を上げているモロー・ノーデ。プティ・シャブリと言えども、無くなりだしたらあっという間かもしれません。
Petit Chablis Moreau Naudet