アルザスを代表する作り手の一人、『マルク・クライデンヴァイス』。
その歴史は300年以上になる老舗で、現在の当主は13代目に当たります。
《ビオディナミの導入》
1971年にマルクが若干23歳でドメーヌを引き継いでから、ワイナリーの変革は始まりました。
1984年には、より畑ごとの個性を際立たせるべく有機栽培を開始。収穫量は半分ほどに落ちてしまったものの、改革を断行します。
1989年にはアルザスで初めてビオディナミを導入。特に森に接するグラン・クリュの畑において、他の動植物の影響も念頭においた、自然の中でのブドウ栽培を行っています。
《ワインについて》
珍しいピンク色の砂岩の下に粘土質の土壌があり、ワインに強固な酸をもたらしています。
100%のマロラクティック発酵により、酸はほどよく丸みを与えられており、酸っぱい印象はありません。
ドイツワインとはまた違った滋味深いミネラル感がとりわけ秀逸。汗をかいた日の夕べに飲めば、五臓六腑に染み込むような格別な味わいです。
Riesling Wiebelberg Grand Cru Marc Kreydenweiss