《生産者について》
テラノブレは1993年に創業した家族経営のワイナリー。しかしその規模は決して小さくなく、4か所合計300haの畑を所有し、自社畑のブドウからワインをつくっています。2016年にはインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションにて「チリ最優秀ワイナリー」に選ばれました。
《このワインについて》
テラノブレがつくるワインのグレードは5クラス。
無印の品種名シリーズ > レセルバ > レセルバ エスペシャル > グラン・レセルバ > 固有名称シリーズ
この順番に、より品質の高いブドウを使い、コストのかかる醸造法をとり、生産量も少なく、そして価格も高くなります。
例えば醸造法。下のクラスの「レセルバ・エスペシャル」はオーク樽熟成するのは50%だけで新樽は使いません。熟成期間は10か月です。それに対して「グラン・レセルバ」は一部大樽、一部新しい小樽を使い12か月熟成。これによりオーク樽熟成の風味をより強く感じます。それはブドウの風味により凝縮感があるから、バランスを取るべく強くしているんです。
この違いは風味のボリュームや複雑さとして現れます。1600円台と1200円台の2本でその違いが感じられます。
「ワインは高い方が美味しいの?」それをご自身の舌で確かめるため、飲み比べてみても面白いでしょう。
《テイスティングノート》
ラズベリーやレッドカラントなどのフレッシュな赤いベリーのアロマ。カベルネ・ソーヴィニヨンらしいほのかな青い香りを、しっかり樽香が包んでいます。ビロードのような厚みのあるタンニンを持つ、骨格のしっかりとした味わいです。
Terranoble Cabernet Sauvignon Gran Reserva