《テイスティングノート》
グラスに注いだ瞬間から香りがあふれ出します。カシスやブラックベリー、チョコレート、コーヒー、シナモン、ヴァニラ・・・その複雑さは3000円前後のワインには持ちえないもので、飲む前から「高級なワイン」であるイメージがひしひしと伝わってきます。
味わいもその期待を裏切るものではなく、密度の高い果実味がしっかり口いっぱいに広がります。リッチでスムースな口当たりで渋味は控えめ。
「手頃なナパ・ヴァレー産カベルネ・ソーヴィニヨン」に期待するスタイルそのままでありながら、香りのボリュームで期待を超えてくるでしょう。
《生産者について》
イタリア出身の醸造家が安くて美味しいワインをつくるとして人気な「カモミ」ブランド。そのステファノとヴァレインティーナが経営し、さまざまなブランドを手掛けるのが「フィオール・ディ・ソル」社です。ワインには社名が書いてないので、HPを見てみて「この2本、実は同じ生産者だったんだ!」と驚くとともに、安くて美味しいことに納得することも。
「Flexibilityand Adaptation(柔軟性と適応性)」というポリシーのもと、カリフォルニア各地の良質なブドウからリーズナブルなワインをつくっています。
アデュレーションはその中でも「献身・深い愛」をテーマとしており、「ワイン造りに対する想いを消費者と分かち合いたい」という気持ちでつくっているといいます。
Adulation Cabernet Sauvignon Napa Valley