《生産者について》
世界最高峰の白ワインを生み出すピュリニー・モンラッシェの至宝、それこそがドメーヌ・ルフレーヴです。ワイン造りの歴史を辿れば500年の歴史を持ち、ドメーヌ設立からはおよそ200年を数えます。100年前からすでに優良生産者と認められており、英国で最も権威のあるワイン評価雑誌『デキャンター』誌(2006年7月号)にて、「白ワインの世界10大生産者」の栄えある第1位に輝くなど、今なお頂点に君臨しているドメーヌとして、世界中の愛好家たちが求めてやまないワインを造り続けています。
ブルゴーニュの白ワインにおいて1、2を争う生産者だけあり、その需要は膨大。コシュ・デュリやルーロなどに比べれば供給量のある生産者なのですが、それでも全く数が足りていません。
「もっとルフレーヴのワイン飲みたいよ!」の声に応える形で、2004年よりマコンに進出。コート・ド・ボーヌよりは畑を取得しやすいマコンにて生産量を増やしています。
《このワインについて》
マコン進出のきっかけとなったワインがこの「マコン・ヴェルゼ」。マコンはコート・ド・ボーヌと比べると、南にある分だけ酸味が穏やかでふくよかな印象になるのが一般的です。しかしそこはシャルドネの名手ルフレーヴ。トロピカルフルーツの香りは適度に抑えられ、ピンと背筋の伸びるような骨格を持つワインに仕上げています。
9haでスタートしたヴェルゼの畑は現在12.05ha。12か月の樽熟成のあと、6か月タンク熟成して出荷されます。
2021年は霜と湿度に見舞われたヴィンテージであり、特に困難な年でした。収穫が8月20日に始まった2020年とは対照的に、2021年の収穫は9月22日から。1ヶ月も遅い収穫は、アルコール度数が正常な値ながらも風味の成熟はしっかりしており、品質の面では満足のいく年だったと語ります。ただし収穫量は例年の半分。マコンといえども国内流通量は十分ではありません。
Macon Verze Leflaive