《生産者について》
過去26度にも渡りアドヴォケイト100点満点を獲得した「究極のカルト・ワイン」それがシネ・クア・ノンです。シネ・クア・ノンとはラテン語で「不可欠なもの」という意味ですが、オーナー兼ワインメーカーのマンフレッド・クランクル氏曰く「真の美しさとは個々の主観を超越して心を開くと感じられる」という、哲学的な意味を見出しています。
《このワインについて》
毎年ラベルと名前が変わるのが特徴のワインでしたが、考えた名前が既に商標登録されていたりと、思ったように付け辛くなってきた為、今回からワイン名は、スタンダードラインであるこの銘柄は「Distenta」(ラテン語で「UNLABELED(ラベル無し)」)で統一されます。しかし、ラベルの変更は継続され、「唯一無二」を体現する究極の1本として君臨しています。
【パーカーポイント99点!】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年6月のレビュー]
果実はほとんどが自社畑のもので、イレブンコンフェッションズから46%、キュムラスから32%、ザ・サードツインから7%を使用している。サンタマリアヴァレーのビエン・ナシード・ヴィンヤードのシャルドネが15%だけ含まれている。2019年は、エステート以外の果実がブレンドに含まれる最後のヴィンテージとなった。樽で発酵させ、64%新樽のフレンチオーク、パンチョン、デミ・ミュードで約23ヶ月間澱とともに熟成させ、ボトリング前に1度だけ澱引きを行った。Manfred Kranklは、オーストリアのクーパーであるStockinger社がステイヴに使用している樹齢150年以上の木材を特に気に入っている。2019年の白は、桃、キウイ、キャンドルの煙、ペトロール、グリーンハーブの層がある、強度の高いアロマを持つ。フルボディの味わいは、凝縮感があり、香ばしく、重層的で、魅力的でスパイシーなアクセントが満載だ。このワインを際立たせているのは、口の中を滑るように通り抜け、途方もなく長い余韻へと続く、広くてサテンのようなテクスチャーだ。クランクル氏は、このワインの澱引きはテクスチャーの形成に役立ち、樽の内側に澱が溜まることで新樽の特徴をよりよく表現していると指摘する。「プティ・マンサンの果実はとても小さく、皮はとても厚いので、それもテクスチャーに貢献している」と彼は付け加える。824ケースと150本のマグナムが2022年11月にリリースされる予定だ。
[Erin Brooksによる試飲 飲み頃予想2024-2034年]
Distenta 1 Sine Qua Non