《生産者について》
特徴的なラベルのワインを多くリリースし、ワインと芸術が融合したかのようなコレクターアイテムを生み出す「アミューズ・ブーシュ」。醸造家はタイムマガジンに「ナパ・ヴァレーの女神」と称されるハイジ・バレット氏です。彼女は元スクリーミングイーグルのワインメーカー。カリフォルニアでは珍しい、メルローやカベルネ・フランからつくられるポムロール・スタイルのワインに定評があります。
《このワインについて》
ボルドーワインほどではないとはいえ、4万円クラスのナパワインはやはり熟成させた方が美味しい。出来立てすぐ飲んでは、ある程度の美味しさもありつつ、「もったいなさ」も感じてしまいます。
それに対するように名づけられたロゼワインが「Pret a Boir = Ready to Drink」です。エチケットのピンク色の犬は、ジョージ・ロドリゲの作品です。
グルナッシュとシラーをおよそ2:1でブレンドした南フランスのロゼをほうふつさせるタイプ。果実味の凝縮感がたかくボリューミーなロゼワインです。
《テイスティングノート》
爽やかでドライ。エネルギッシュでポプリやスイカの皮、ラズベリータルトのような美しいアロマを感じます。
ロゼワインは赤ワインや白ワインに比べて、高額なワインの種類が圧倒的に少ないです。だからといって1万円クラスのワインを並べるワイン会の途中に3千円のロゼワインではがっかりさせてしまうかも。
ワイン好きが集まる場にて、コースとしてのワインラインナップにアクセントを加えつつ滑らかに白ワインと赤ワインをつなぐ。そんな役割としてプレミアムなロゼワインはいかがでしょうか。
Amuse Bouche Pret a Boire Rose Napa Valley