《生産者について》
1994年に設立されたキャッスル・ロックは、未だに自社畑どころか醸造所も持っていません。優れたブドウを栽培する畑から原料を譲ってもらい、高い技術を持つワイナリーに醸造を委託する。それによりワイン愛好家が求める多様なワインをコストパフォーマンス高くつくることができるのです。
なのでそのラインナップの中には、セントラル・コーストやナパ・ヴァレーなどのカリフォルニアワインだけでなく、ウイラメット・ヴァレーやコロンビア・ヴァレーなどのワシントン産もあります。
《このワインについて》
同等クラスのワインとキャッスル・ロックがつくるものを比較したとき、そんなに際立つ特徴があるわけではありません。むしろ個性としてはおとなしめ。とりわけ凝縮感が高い訳でもなければ、とても個性的な風味を持つわけでもありません。ただ、この味わいとして期待する価格よりも、1?2割ほど安い。
このワインを「4000円台半ば」と言われても、「あ?そんな感じだね」と納得してしまうでしょう。でも6000円と言われたら納得しない。
味わいの点でこの価格帯のナパカベの期待に十分応える。その上でちょっとだけお手頃。それがこのワインの魅力です。
Castle Rock Reserve Napa Valley Cabernet Sauvignon