《生産者について》
セバスチャーニ・ヴィンヤーズの始まりはなんと1825年!カリフォルニア北部の一番古い畑の一つと言われています。ただ、それは現在のオーナーの系譜とは違います。創立者のサミュエル・セバスチャーニは現在のオーナー、マリー・アンの祖父に当たります。サミュエルはソノマの採石場で働き、1904年にこのワイナリーを手に入れて、自身の名前をつけたのです。
禁酒法時代にも政府公認でミサのためのワイン生産が許可され、ワイナリーは存続。息子の代にワイナリーの生産量を100倍にしたといいます。
創業当時のワイナリーを復元して、昔と変わらぬワインづくりを続けています。
《このワインについて》
主にレイク・カウンティとソノマ・カウンティにある自社畑のブドウからこのワインはつくられます。ほかにほんの少しだけサンタ・バーバラのブドウも。
ワインの醸造はロットごとに行い、オーク樽もフランス産、ハンガリー産、アメリカ産を使い分けます。熟成は完全に品種ごとで行うのではなく、プティ・シラーやメルロー、マルベックを少量ブレンドしてから樽に入れるのだとか。
ワインの作り方を変えないのではなく、受け継いできた味わいのイメージに向かって様々な工夫をしていることが伺えます。
Sebastiani Cabernet Sauvignon North Coast