《生産者について》
ラッツェンベルガーはラインガウからライン川を少し下ったところにある、小さな生産地。黒色粘板岩土壌が、ワインにしっかりとしたミネラル感を与えます。
現在所有している畑は25ha。この産地の1/20の面積に当たり、地域を代表する生産者です。
《このワインについて》
ほぼ南北に流れるライン川と直交するように西へ伸びるバッハラッハの渓谷。その南向き斜面にラッツェンベルガーさんの畑の中で最も温暖な「ヴォルフスヘーレ」があります。
通常ブドウ畑は斜面下部が温暖なのですが、この辺りに関しては斜面下部は渓谷反対側の陰になります。ゆえに斜面上部の方が日当たりがよく温暖。ブドウがよく熟します。
さらにこの2011年は温暖だったヴィンテージで、柔らかなワインが出来上がりました。熟成リースリングのお手本のような味わいになっています。
甘口ワインに分類されますが酸が高いのと熟成により甘味が上品になっており、よくよく冷やせば食事時でも全く甘さが気になりません。
さらに白ワインながら14℃くらいまで上げてもバランスが崩れません。より風味豊かに感じます。上質なリースリングは飲み頃の幅が広いんです。
冷蔵庫でよく冷やした温度で食事とともに飲み始める。ボトルは出したままで温度を上げていき、食後はリビングで映画を見ながらゆっくり味わう。そんな贅沢なおうち時間をより豪華にしてくれる白ワインです
Ratzenberger Bacharacher Wolfshohle Riesling Spatlese