《生産者について》
2012年設立とまだ非常に若いワイナリーながら、「ただものじゃない」とプロの注目を集めるのがこのソーン・ドーターズです。
ジョン・セコム氏が妻のターシャとともに世界中を旅した末にたどり着いたのが、南アフリカのエルギンの地でした。
西ケープ州の特徴として、車で数時間の範囲に様々な気候の畑があることが挙げられます。樹齢の高い樹を所有する契約農家のもとに足しげく通い、妥協のない品質のブドウを購入しています。
醸造に置いてはいわゆる”最小介入主義”。酵母や醸造時の亜硫酸を使わず、新樽も一切使用しないことで、ブドウの味わいをピュアに表現しようと考えています。
《このワインについて》
このワイナリーを代表するフラッグシップワイン。ジョンの哲学が最もよく表れており、まずはこの1本から試していただきたいワインです。
「ロッキング・ホース」の名は、古くなったオーク樽をばらして娘たちのために揺り馬をつくってあげたことから名づけました。
南アフリカとしては珍しい品種を含め、次の5か所からのブドウをブレンドします。
1.ルーサンヌ(ステレンボッシュ)
2.セミヨン・ブラン(フランシュック)
3.シャルドネ(ステレンボッシュ)
4.クレレット・ブランシュ(ステレンボッシュ)
5.シュナン・ブラン(パールドバーグ)
《テイスティングノート》
黄色いプラム、キンカン、ローリエ、貝殻などの非常に複雑なアロマ。ブドウが熟し過ぎないように収穫のタイミングには非常に気を使うため、凛とした心地よい酸味を感じます。それでいて味わいは非常にリッチな、スケール感を感じさせるワインです。
Rocking Horse Cape White Blend Thorne Daughters