《生産者について》
ファイヤーストーン ヴィンヤードは、1970年初頭にサンタ・バーバラ カウンティで農場を始めたレオナード・ファイヤーストーンが、サンタ・イネス・ヴァレーでワイン用のブドウを栽培したことから始まりました。タイヤメーカーのブリヂストン社を創設したハーヴィー・ファイヤーストーンの息子であるレオナードは、父の開拓精神を受け継ぎ、サンタ・イネス・ヴァレーのワイン生産地としてのポテンシャルを見抜き、栽培を始めました。サンタ・イネス・ヴァレーは、西側は大西洋に近く、東側が山に囲まれています。年間を通して穏やかな気候で、ブドウの成長期が大変長くゆっくりと完熟に向かうため、大変バランスの良いブドウを作ることができます。
《このワインについて》
比較的冷涼なソノマ・コーストやサンタ・バーバラから調達されたカベルネ・ソーヴィニヨンを使用。とはいえそのあたりのエリアも近年は温暖化が進み、ブドウはよく熟してしっかり果実味を感じます。「カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン」というイメージ、そこから甘い風味を少しだけ抑えたのがこのワインの味わい。ビックリするような美味しさはありませんが、期待を裏切りません。
《テイスティングノート》
程よい厚みを感じるボディ。チェリーやプラムなどの明るい赤系の果実感と、紅茶やタバコのニュアンスもあります。タンニンは上質な滑らかさで、多くの方に好かれる味わいです。
Firestone Cabernet Sauvignon