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[ワインアドヴォケイト誌 207号掲載 2013年の試飲] ローヌ地方のスタイルから脱却することで、フライング・ピッグの2010年はボルドーブレンドの芳香に満たされることとなった。それはまさに、ウィドーメーカーのようだ。カベルネ・フランを主体として、メルロー37%、カベルネ・ソーヴィニヨン13%のブレンドだ。カシス、ドライフラワー、塩気を帯びたミネラル、東洋のスパイスや湿った土のニュアンスを感じ、ジューシーで鮮やかな輪郭を持った口当たり。甘い果実の芯のようなニュアンスもあり、フルボディであるが尖った感じはない。リリースから3~4年の熟成を経た後は、10年以上楽しめるだろう。 [ジェブ・ダンヌックによる試飲 飲み頃予想2017-2027年]