ワインの楽しみ方ガイド

豚肉料理に合う夏の白ワインとは インポーターで働く6人の営業さんがおすすめ!

2023年6月30日

豚肉料理に合う夏の白ワインとは インポーターで働く6人の営業さんがおすすめ! 
「肉料理には赤ワイン」実はこれ、例外も多いんです。
疲労回復効果も期待できる豚肉料理は、白ワインと一緒に食べるのもうまい!
ワインのインポーターで働く6人の営業さんに、豚肉にぴったりな白ワインを料理と共に紹介いただきます。
美味しい料理とワインをモリモリ摂取して、暑くてつらい夏を元気にのりきりましょう!
 
 

肉には赤ワイン?魚には白ワイン?

 
ワインと料理の相性には良し悪しがある。これは非常に多くの方がご存知です。なんなら普段ワインを飲まないような方も知っていることがあり驚きます。
日本におけるワイン飲用シーンを、レストランのソムリエさんがリードしてきた結果でしょう。
 
 
よく言われる「肉には赤、魚には白」。間違いというわけではありませんが、そんな単純なものではありません。
 
 

基本にはたくさんの例外があり

 
家庭でワインを楽しんでもらう上で、わかりやすさが大事。小難しいことはめんどくさい。
それもあって「肉には赤、魚には白」というのが広まったのでしょう。そして確かにこのとおりの組み合わせで、お互いが美味しくなることも多々あります。
 
一方で何事にも例外はあるもの。肉にあう白ワインもあれば、赤ワインが魚にあうこともあります
 
 
例えばマグロやカツオといった赤身の魚のお刺身。こういったものには赤ワインの方が適している場合が多いです。樽香があまり強くないピノ・ノワールや、凝縮感が高すぎず鉄分っぽい風味のあるシラーなど。刺身の風味をしっかり受け止め、旨味をより増幅しつつ余韻をキレのいいものにしてくれます。
 
 

豚肉にはむしろ白ワイン

 
牛肉やラム肉にはほとんどの場合赤ワインの方がよくあいます。
でも豚肉や鶏肉には、多くの場合白ワインの方が好相性です。
 
塩だけで焼いた牛肉の味わいを思い浮かべてください。そして次に同じく塩だけで焼いた豚肉を想像してください。どういった点で違いますか?
牛肉の方が肉自体の風味は強いでしょう。それに比べて豚肉の風味はたんぱくで、脂の甘さを感じます
 
 
きっとこの甘さには脂の融点が関係しているのでしょう。
 
この温度の幅は部位や育て方などによるのですが、ヒトの体温で溶けるものも少なくありません。
 
豚肉は脂はあるけど溶けやすく、風味はたんぱく。なので赤ワインのベリー系の風味は過剰になり、バランスが悪くなることが多いです。
 
 

大事なのはバランス感

 
一口に豚肉といっても、様々な料理があります。調理法によって味の強さが異なります。
料理の味の強さとワインの味の強さをだいたいそろえる事が、相性のいい組み合わせを見つける上で重要なポイントです。
 
さっぱりな豚肉料理には、さっぱり目の味わいのワイン。
しっかり飲みごたえのある白ワインなら、濃いめの味付けで。
 
 
味付けを工夫すれば、豚肉が赤ワインとピッタリあうことだってもちろんあります。
でもそういった料理はしっかりした味付けのものなので、暑い夏に食べなくてもいいかな。
 
 

自社ワインに精通したプロがおすすめ!

 
ワインの輸入元で働く営業さん。仕事は自社のワインの魅力を伝えたり、顧客の求めに応じて提案すること。
自社で扱うワインについては、我々のようなワインショップのスタッフよりずっと精通しています
 
 
何百種類も扱うワインの中でのとっておきを、テーマに沿って教えてもらおうというのが、「インポーターズセレクション」の企画です。
今回は夏に食べたくなるような、家で簡単につくれる豚肉料理と、それにピッタリの白ワインをご紹介いただきます。
 
 

遂に世界にバレた!美食の街はワインも絶品!

フィラディス 星野さんのおすすめ

有名品種ではなくとも、その地で愛され続けてき土着品種には、選ばれるわけがあります。南西地方の美食の街で飲まれる「グロ・マンサン」は、食中酒にもってこいなフレッシュでキレのある味わい。これがあれば食事の手が止まりません!

 
 
「ワインと言えばフランス」
現在の日本では多くの国のワインが楽しめます。でも高級ワインになればなるほど、フランスをまず思い浮かべる方も多いのでは?
その理由の一つが歴史の長さ。2000年を超えてワインをつくり続け、質が低ければ時代に淘汰され、美味しいものだけが生き残ってきました。それはピノ・ノワールやシャルドネなどの国際品種に限りません。知名度が低いその土地固有のブドウ品種、『土着品種』もまた、その地の人々に愛されてきたから今現在も栽培されているのです。
 
 
土着品種の宝庫と言えるのがフランスの南西地方。ボルドーの陰に隠れがちな産地ですが、だからこそ独特の文化が残っています。
食文化もその一つ。南西地方は美食の宝庫!トリュフ、キャビア、鴨やフォアグラ、バスク豚といった食材にあふれ、鴨のコンフィやカスレが郷土料理です。
そしてごはんが美味しいところはワインもうまい!
 
 
今回注目していただきたいのが「サンモン」。2011年にワイン産地に認められたばかりです。
実はここ「プレモン」というワイナリーのために認定されたもの。というのもサンモンに属する畑のうち99%を所有!プレモンがつくるワインが美味しいから、フランスワイン法で規定される産地の一つとなったのです。
 
 
暑い夏の時期に飲みたくなるワインなら、なんといっても『グロ・マンサン』。
この南西地方でしか見かけないのが不思議なくらいうまい!
香りのボリュームが豊かで凝縮感のある厚い果実味。しっかりとした酸があるのが特徴です。それでいて「うまみ」といいたくなるような味わい深さも備えています。
 
 
ワイン評価誌のDecanterにて、この価格のワインにしては快挙の「95点」。「 Wines of the Year 2022」を受賞し、遂に世界にバレてしまった、隠れた銘醸地の逸品です。
 
 
このワインにあわせて簡単につくれるのが豚しゃぶサラダ!味付けはポン酢で。ワインの爽やかさとあいまって、ついガツガツ食べちゃいます。
ワインのほのかなハーブ感にあわせるハーブソーセージも絶品。風味が引き立ちワンランク高級品に感じます!
 
豚肉のジューシーな旨味を楽しむ食中酒として、この夏ぜひあなたのお手元に!
 
 

"ちょうど良い塩梅"にお代わりが止まらない!

JALUX 浦田さんのおすすめ

このワイン、果実味・酸味・樽感のバランスがちょうどいい!きっとそう感じるのは僕だけじゃないはずです。派手すぎないワインだからこそ、ポン酢で食べる豚しゃぶと柑橘風味を持つ」ワインとの往復が止まらない!え!?もうボトルが空になった!

 

 
ポン酢で食べる豚しゃぶにシャルドネをあわせて

ポン酢で食べる豚しゃぶにシャルドネをあわせて

ヴァニラのような甘い香りが豊潤に立ち上る!そんな派手派手なワインをつくることもできますが、本来シャルドネというブドウ品種は「特徴がないのが特徴」と言われるようなニュートラルな品種。特にこのエラスリスがつくるシャルドネは、背伸びせず突出した派手さのない味わいです。だからこそ、いろいろな料理に対して邪魔をしにくい。
 
 
ワインづくりのテクニックで無理にお化粧しないのは、エラスリスが自分たちのブドウに自信をもっているからです。
チリで創業して150年。非常に早い時期にスタートしているので、チリの中でも本当にいいところに畑を持っています。このシャルドネがつくられるのはアコンカグア・ヴァレーの東側。緯度としては低く強い日照によりブドウがよく熟します。それでいて谷状の地形が山から吹き下ろす冷たい風を運んでくるので、キレのある酸味が保たれるのです。
だから味わいのバランスがよく、だから食事のお供にうまい!
 
このワインとあわせて僕がよく食べるのが豚しゃぶです。
豚はうま味成分イノシン酸が鳥や牛より多く含有されております。さらにゆで汁に昆布出汁を使うことでグルタミン酸との相乗効果が生まれ、うま味成分が増幅されます。
 
 
旨味のある料理なら出汁感のある熟成ピノ・ノワールをあわせたいところですが、晩酌に楽しめる価格ではそんなものめったに見つかりません!だからこのシャルドネ。このワインのちょうどいい塩梅の味わいが、上手く料理の旨味に寄り添います。
できたら豚肉にもちょっとこだわってください!僕のお気に入りは、ドングリを食べて育ったイベリコ豚のブランド「ベジョータ」。豚肉自体に感じる少しナッツのような風味は、ワインにも共通したものを感じ、互いに引き立てあいます。
 
 
僕はたまたま入った市場で見つけてから、そこでリピートしています。調べたら通販でも買えるところがたくさんあるようです。
味付けはポン酢がおすすめ。冷涼産地のシャルドネらしい柑橘の風味に、ポン酢の柑橘がよくあいます。
 
ちょっと自分にご褒美をあげたい週末。いつもより贅沢な豚肉を素材感を活かすシンプルな料理でいただく。そのお供にこの控えめな風味が魅力なシャルドネがあると、料理もワインもいつの間にか空になっていることでしょう。
 
 

上質なシャルドネ!?スッキリッチを楽しむ夏

三国ワイン 今井さんのおすすめ

みずみずしくスッキリなワインをつくる品種「ミュスカデ」を、珍しく樽熟成。豊かな酸味が支えるコクが豚肉のジューシーさと相性抜群!スッキリッチ(←勝手な造語です)な味わいは、暑い夏のカジュアルな晩酌にベストフィットします!ああ、ご飯がすすむ!

 

えのきの豚肉巻きにミュスカデをあわせて

えのきの豚肉巻きにミュスカデをあわせて

「ミュスカデ」いう品種は、ロワール地方の西部では非常にメジャーな品種。ソムリエはみな知っています。でもワインショップでよく見かけるかっていうと、それほどでもない。ましてスーパーやお酒の量販店ではあまり見かけない品種。
だから「ミュスカデの味わいのイメージ」をご存知なくても無理はありません。でも美味しいんですよ!
 
一般的なミュスカデは、酸味が高いスッキリとした白ワイン。華やかで繊細な香りを持ちますが、そんなに派手ではありません。
魚介料理とあわせて水のようにさらっと飲めるスタイルです。
 
 
でもこの「キュヴェ 1601」の印象は全く異なります。それはまるで上質なシャルドネ!
トロピカルフルーツや白桃のようなふくよかなフルーツの香りに、ほのかにオーク樽のニュアンスを感じます。レモンやライムの柑橘の香りは、ミュスカデからでしょう。クリーミーな口当たりはリッチな印象を与えてくれます。
このワインはシュール・リーのあとに樽熟成しています。「シュール・リー」は発酵で生じる澱(おり)とともに熟成させる手法で、旨味を伴うコクをワインに与える、ミュスカデにはメジャーな手法。そのあとに12か月樽熟成するのは、なかなか珍しい醸造。これが樽熟成したシャルドネのようなニュアンスを与えています。
 
えのきの豚肉巻きにミュスカデをあわせて
 
このワインが豚肉料理を美味しくします!豚肉のジューシーな脂をすっきり洗い流しながらも、爽やかな果実の風味がしっかり続きます。豚肉の旨味を引き立てながらも、余韻を楽しむことができるんです。
 
 
こんなに料理を引き立ててくれるのは、ブドウの質が高いから!つくり手であるシャトー・カスミシェールのブドウ畑は、ミュスカデが1740年に初めてこのあたりに植えられた、歴史的なエリアなんです。
 
 
白ワインとしてやっぱり人気なのは、樽熟成したタイプのシャルドネでしょう。私も好きなのでよく買いますが、考えてみたらシャルドネって1年中美味しく飲めるます。暑い夏に飲みたくなる白ワインとして「ミュスカデ」試してみませんか?
そしてせっかく飲むなら、この品種の生産で特に長い歴史を誇る生産者が造る1本をお勧めします!
 
 

飲み手の心をつかむうま(旨・馬)~いワイン

布袋ワインズ 美登さんのおすすめ

昨今流行りのエレガント系シャルドネも美味しい。でも王道の樽シャルドネには、グラスに注がれた瞬間に飲み手の心をつかみにいくパワーがあります!艶やかさを持った程よい樽感のシャルドネと、シンプルに焼いた豚肉があれば、それはもう至福の晩酌!

 

豚肩ロースのソテーにシャルドネをあわせて

 
「We pride ourselves on the quality of our wines, which are often comparable to wines costing two or three times as much.(2倍3倍の価格に匹敵するワインを誇っている!)」
これをワイン評論家ではなく生産者が公言するって珍しい。キャッスル・ロックがつくるワインにそれだけ自身があるってことです!
 
ワインづくりでは『調和・エレガンス・バランス」が大切です。それを表したのが「乗馬」を意味する「ドレッサージュ」というワイン名とエチケット。
ワインにおいてはブドウと気候、ワインメーカーが一体となることが大事。
馬術においては馬と騎手が一体となることが大事。
女性ワインメーカーであるメーガン・レッシュが、そんな思いを込めてつくります。
 
 
キャッスル・ロックのアンバサダーを務めるのが、サビーネ・シュット・ケリー氏。彼女は2021年東京オリンピックにて、馬術競技の銀メダリスト!かねてからキャッスル・ロックの大ファンであったことから、アンバサダーに就任することなったそうです。
 

左:サビーネさん 右:ワインメーカー メーガン・レッシュ

 
ドレッサージュの味わいがバランスよく仕上がる理由は産地にあり!
産地はサンフランシスコの南に広がるセントラル・コースト。全体的に冷涼な地域から、よく熟したブドウや酸味の豊富なブドウをバランスよくブレンドすることで、フレッシュな柑橘の風味と、熟したパイナップルや洋ナシの風味の両方を併せ持ちます。そこに心地よい樽香が上手に調和しており、絶妙なバランス。まさに馬術と同じ!
 
 
相性のいい料理としてワイナリーがおすすめするのは、ハーブをたっぷりきかせたラム肉のグリル。でもおうちでつくるのはなかなか大変ですよね。
そんなお高い材料でなくとも、スーパーで手に入る手ごろな豚肉でも十分楽しめます。ロースやヒレ肉をシンプルに塩コショウでソテーするのがおすすめ。
たんぱくすぎず重たすぎずの豚肉が、程よいコクのシャルドネとバランスをとり、豚の風味と樽香が見事に調和します。まさに馬術と同じ!?
 
 
ワインの品質は高いのに価格が安いキャッスル・ロックは、カリフォルニアのいろいろなコンペティションで受賞歴たくさん!
うま~いシャルドネにあなたも魅了されてください!
 
 

豚肉愛が炸裂するソウルフードがスイスイ進む!

ヘレンベルガー・ホーフ 高橋さんのおすすめ

豚肉料理にあう白ワインと聞いたら、心はドイツ人な私は黙っちゃいられません。ドイツ人は豚肉愛が強い!簡単な家庭料理のソウルフードに、普段飲みお手頃価格のドイツワインがあわないはずがない。ガツンと食べ応えある料理でも、このワインなら進む進む♪

 

カリーヴュルストにピノ・グリをあわせて

 
『豚肉とドイツの白ワイン』と聞くと、ピンとこなくて不安になりますか?
どうぞご安心ください。この組み合わせ、ドイツではスーパーメジャーなものです。
 
ドイツの飲食店で食事をすると必ず出てきます。
〇ありとあらゆる調理法で必ず出没するジャガイモ ドンっ!
〇口休めにしては量が多い酸っぱいキャベツ ドサっ!
〇そして種々の豚肉料理 ドドンっ!
〇酸の効いた白ワイン キリっ!
 
 
脂っこいものにはタンニンのある赤ワインが定説。でもワインの酸味でも、脂っこさをキュっと引き締めてくれます。ドイツの白ワインがまさにそう。豚肉料理にキュっとレモンを絞るイメージですね。
このピノ・グリは軽快なタイプなので、軽快な料理と合わせてもワインの味が強すぎるってことがありません。だから普段夕食につくるようなライトな豚肉料理でもOK。
一方で南ドイツならではのおおらかな果実味があるので、ドイツ人大好きなコッテリ料理ともバランスをとる懐の深さがあります。たとえばドイツの定番料理『カリーヴュルスト』
 
 
これは関西人にとってのたこ焼きのようなソウルフード!だから決してつくるのが難しい料理じゃありません。簡単にマネできます。
焼きソーセージにケチャップソースとカレー粉をまぶしただけ!スパイシーな味付けに白ワインをグビっと合わせれば、あとを引く美味しさですよ!
 
 
もうちょっと手間をかけられるなら『シュニッツェル』。豚肉を薄くたたいて揚げ焼きにしたカツレツのような家庭料理です。
中でも西ドイツでメジャーな「イェーガー(狩人)風 シュニッツェル」は絶品!キノコソースを一から作るのは大変ですが、パスタ用のキノコクリームソースに追いマッシュルームをすれば、簡単にそれっぽくなります。
しっかり濃厚な味わいに、このピノ・グリが驚くほどピッタリ寄り添ってくれます。
 
一度この組み合わせを口にすれば、みなさまの『豚肉&ドイツの白ワイン愛』が深まること間違いなし!
 
  

こんなに美味しいのになぜ!?7%の新発見

ジェロボーム 正道さんのおすすめ

知ってました?コート・デュ・ローヌ地方の白ワインって全体のわずか7%なんです。コクがあってふくよか、温かみのあるアロマティックさ。他になかなかないタイプでお値段以上の高級感があるのに!まったりとした味わいの料理には、この程よい酸味が抜群です!

 

豚肉の味噌マヨ炒めをローヌ・ブランにあわせて

 
日本ソムリエ協会の教本によると、ローヌ地方のワインは赤ワインが80%。ロゼワインが13%で、白ワインは7%とごくわずかだそうです。
今回ご紹介するワインをつくるペラン・ファミリーも、たくさんつくっているのはやはり赤ワイン。「シャトー・ド・ボーカステル」と言えば、多くの方は「シャトーヌフ・デュ・パプ」の赤ワインを想像されるでしょう。
ファミーユ・ペランはローヌ地方の超名門生産者。オーガニック農法が謳われるずっと前の1950年代から、化学薬品を一切使わずブドウを栽培。1970年代からはビオディナミを導入しているといいます。
 
 
でも実はこのペラン、白ワインの評価がすこぶる高いんです!
白の最高級ワインをロバート・パーカーはシャトーヌフ・デュ・パプ・ブランを「ローヌのモンラッシェだ!」と。パーカーポイントでもかつて100点を獲得し、近年も90点台後半の評価が続いています。
 
 
そんな「ローヌのモンラッシェ」の雰囲気をお手軽に味わえるのが、この「ペラン・レゼルヴ・ブラン」なんです。
グルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌの4品種をブレンド。まさにローヌ・ブランのお手本のようなワインです。
 
 
オレンジやピーチなどのフルーツに白や黄色の花の香りが華やかに広がります。酸味はあまり高くないので、スッキリというよりコクがあってふくよかなタイプ。香りに温かみを感じます。飲みごたえと香りの華やかさが、お値段以上に「高そうなワイン」と感じさせてくれます。
 
 
ワインの味わいにほのかな苦みがあって、これが料理とあわせたときにイイ!キノコや山菜など少し苦みのある食材とも好相性です。
 
簡単につくれる豚肉料理としておすすめしたいのが、豚肉の味噌マヨ炒め。
豚肉とキャベツ、しめじ等のキノコ類を一緒に炒め、味噌とマヨネーズ1対1で味付け。ちょっとだけきび砂糖を入れても美味しいですよ!
 
 
味噌マヨのコクのあるまったりとした味わいには、高い酸味は不要。程よい酸味と苦みがあるからこそ、絶妙にマッチするんです!
このペアリングは自宅でいろいろ試していて見つけました。偶然見つけたこの美味しい関係、みなさまにもぜひ体感していただきたいです!
 
 

夏を乗り切る栄養補給を

 
今回ご紹介した6種類の豚肉料理。どれが美味しそうと思いましたか?どれなら自分にも作れそうと感じましたか?
 
ワインを飲んで健康になることはありませんが、ワインと一緒にバランスよく栄養をとることは健康維持につながります。
日本のひどく厳しい夏を乗り切るには、体力が必要。その栄養補給として豚肉料理は貢献してくれるはずです。
 
インポーターで働く営業さんのイチオシ。おうちでマネしてみませんか?
 





※投稿に記載しているワインのヴィンテージ・価格は執筆時のものです。現在販売しているものと異なる場合があります。
購入の際は必ず商品ページにてご確認ください。




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