ワインの楽しみ方ガイド ワインの選び方

週末は友人宅でご飯♪手土産におすすめワイン特集!

2020年3月3日

「今度の週末、うちでご飯食べようよ」
友人夫婦のお宅に誘われたとき、センスのある手土産を持っていくのが大人のたしなみ。
もし友人がワイン好きなら、ワインをもっていかない手はないでしょう。
 
でも何もっていったらいい?彼・彼女の好みわからないよ?聞いたかもしれないけど、自分はワイン詳しくないから忘れちゃった。
 
 
今回はそんな場面で役に立つ、手土産ワイン、お持たせワインのご紹介です!
 
 

手土産ワインは攻めなくていい

 
手土産に持っていくワインは、どんな風に選べばいいでしょうか。
 
私は「誰が飲んでも不味いと言わない」「普段飲まないもの」がベストだと考えます。
予算は3000円~5000円くらいが適当でしょう。
 
順を追って理由をご説明します。
 

「普段飲まないもの」

まずは「普段飲まないもの」の方から。
 
単純なのは価格
ワインは基本的に、3000円以下はデイリーワイン、毎日の普段飲みワインの扱いです。
特別な日には特別なワインを。なので普段飲みはしづらいそれ以上の価格帯にしましょう、ということです。
 
友人を招いての食事を、月に何回もやっている方はごく少数でしょう。
大学生でもない限り、同僚でもない友人と毎日顔を合わせられるほど社会人は時間に余裕はありません。
特別な機会に飲むワインなら、3000円以上が目安になります。
 
「3000円のお酒を毎日飲むなんて高い!」と思われるかもしれませんし、私もそう感じます。
あくまでワイン全体から見た時の認識はそう、だと思ってください。
実際アメリカには、「20ドル以下のワインは飲まない層」という括りが存在するそうです。
 
 
「普段飲まないもの」のもう一つの意味。
それは「自分では選ばないようなワイン」ということです。
 
 
ワイン好きであればあるほど、普段飲むワインは好みのものに偏ってきます。
そりゃあソムリエ勉強中でもない限り、好みじゃないワインをお金を出して飲むひとは稀でしょう。
気付けば家のワインセラーがピノ・ノワールばかりになっていた、なんてのはもうあるあるです。
 
だからこそ人が選んでくれたワインが新鮮でうれしいもの
 
ワインの種類は膨大です。
相手の好みはわからなくとも、ちょっぴり定番を外れたものを選べば、相手にとって初めてのワインを持っていくことは難しくありません。
 
別に聞いたこともない品種・地域でなくても構いません。
輸入元が小さなところで百貨店やスーパーに販路は持っていないから、目にする機会が少ない。
日本に入ってきて数年だから、まだ知名度はない。
メジャーなワインに隠れて忘れられがち。
その程度で十分です。
 
つまり「普段飲まないもの」とは、「3000円以上でちょっとだけ珍しいワイン」ということです。
 
 

「誰が飲んでも不味いと言わない」

 
 
だとすれば「誰が飲んでも不味いと言わない」ワインもなさそうですが、そうでもないのです。
 
そもそも、食べ物・飲み物の感想は「美味しい・不味い」の両極端ではないはずです。
 
「美味しいってほどではないが、まずまず」
「好きではないが丁寧に作っているのはわかる」
「特に何も感じない」
 
最低でもそのラインをクリアすればいい、あわよくば「このワイン美味しい!」と喜んでもらえる。
そういう守りの姿勢で無難なワインを選べばいいのです。
 
 
なぜなら、食事の場で最も楽しむべきはワインではなく友人との会話だから
そして共に過ごす時間こそが主役
ワインは主張しすぎない脇役でいいのです。
 
「このワイン、僕の口には合わないから」
そういって別のお酒を飲み始めることがなければ十分ではないでしょうか。
 
 
そうなると基本は初心者向けワインをご紹介したときのとおり。
・渋すぎるもの
・酸っぱすぎるもの
・複雑な風味
これらを避ければいいわけです。
 
以前初心者向けワインをご紹介した際は、自分でいくつか試してみる前提でしたので、低価格帯に限定しました。
3000円~5000円の価格帯で選べるなら、ワイン自体に「美味しい」と思わせようとするパワーがあります
「嫌われるリスクのあるもの」を避ければ、ワイン選びはもっと簡単です。
 
 

友人宅での食事会を想定する

 
今回は友人夫婦のお宅におよばれという状況を想定します。
訪問するのは自分ともう一人。こちらも配偶者をともなってということもあるでしょうし、別の友人という場合もあるでしょう。
 
いずれにせよ規模は4人程度という場合が多いのではないでしょうか。
 
 
であればお持たせワインは1本で十分
先方もいくらかお酒を用意しているでしょうから。
もしもう一人の友人もお酒を持ってきて飲み切れなくなった押しても、置き土産にできるのがお酒のいいところ。
 
という訳で4人で分かち合う手土産におすすめワインをご紹介します。
 
 

手土産におすすめワイン

 
上記のポイントをまとめます。
・3000円~5000円くらい
・定番すぎないもの
・渋味、酸味、熟成香が強すぎないもの
これらを踏まえて選んでおります。
 
とりわけ無難にいくなら、スパークリングワインか白ワインがいいでしょう。
赤ワインを普段全く飲まない方は、愛飲家がほとんど感じないほどの渋味でも過剰に反応することがあります。
それでも赤ワインを持っていきたいなら、「赤ワインもたまに飲む」という情報が得てからが無難でしょう。
 
 

ラッツェンベルガー バハラッハー リースリング ゼクト

 
特別な時に飲むスパークリングワインとしてはシャンパンが定番ですが、ここはあえてリースリングのスパークリングワインをチョイス。
シャンパンの複雑なイースト香ではなく、柑橘系果実や白い花のピュアな香りが爽やかに漂い、包み込むようなやさしい口当たり。料理の邪魔をしないのはもちろんですが、ワイン単体でも延々と飲めるので、早めに到着して料理の出来上がりを待つ間に飲み始める、というシチュエーションにもピッタリです。
 
あえて欠点を挙げるなら、スイスイ飲めすぎること。「ちょっと!わたしの分がないじゃないの!」と奥さんに怒られないようにご注意を。
 
 
スパークリングワインは冷えていないと美味しくないし、抜栓時に吹きこぼれる心配があります。
持参するときは冷やして持っていけるようはからいましょう。
 
 
この保冷材の入ったボトルスリーブは緩衝材代わりにもなりおすすめ。私も愛用しています。
スパークリングワインや白ワインのみならず、夏場は赤ワインにも巻いて持っていきましょう。
 
 

キムラ セラーズ マールボロ ドライ リースリング 2019

 
私の好みが入っての意見かもしれませんが、辛口に作られたリースリングは嫌いな人が少ない品種だと感じます。
柑橘類や花の爽やかなアロマに軽やかな口当たり。キュッと締まる酸味。
 
しかし強すぎる酸味は苦手とされる人もいます。
リースリングの本場はドイツですが、世界で最も冷涼な産地の一つであり、伸びのある酸味と硬質なミネラルが特徴。
ここはあえてドイツを避けて、他の地域のリースリングを。
 
ニュージーランドのリースリングは、爽やかなタッチはそのままに、気候・土壌の両面からドイツほどの厳しさはありません。
それゆえの親しみやすさ、オープンなイメージはどこにもっていっても外さないでしょう。
キムラセラーズを知っていても、リースリングは2019年が初ヴィンテージ。きっと飲んだことはないでしょう。
 
 

サム ハロップ グランド アマチュア ウォッチメーカー シャルドネ 2017

 
世界で最も広く栽培されている白ブドウ、シャルドネ。
しかしみんなが「シャルドネが好き」かというとそうでもありません
 
特にカリフォルニアやチリにありがちな「オーク樽熟成の風味をしっかり感じるシャルドネ」。
そういうものを「大好き」という人もいれば「飲みたくない」という人もいます。
 
「飲みたくない」という人の大きな理由のひとつが「全部同じ味に感じる」こと。
2000年前後はオーク樽をバッチリ利かせたシャルドネが流行りましたが、その反動で「ABC運動」なるものが起きました。
「Anything but Chardonnay or Cabernet」つまり「シャルドネやカベルネはもうたくさんだ。それ以外のものをくれ」というもの。
 
 
別に樽シャルドネ好きを否定するわけではありません。
ちょっと流行おくれだろうとなんだろうと、自分が美味しいと思うものを飲めばいいんです。
しかし、自分が好む味を嫌う人もいる、ということは知っておいた方がいいでしょう。
 
 
また、強いオーク樽の風味は、生魚と往々にしてケンカします。
魚介類の生臭みを引き立ててしまう恐れがあるのです。
 
 
その点、このサム・ハロップのつくるシャルドネは秀逸。
さすがマスター・オブ・ワインが手掛けるだけあって、オーク樽の使い方が絶妙です。
シャルドネの風味を引き立てつつも、オーク樽の風味はごくごく僅かに感じる程度。
 
まず果実の質の高さと土地の個性を感じるシャルドネ。
料理を選ばず楽しむことが出来るでしょう
 
 

プロフェッツ ロック ピノ グリ 2016

 
ピノ・グリのコクは植物性油と合う、というのが私の持論です。
 
ピノ・グリは有名なピノ・ノワールの親戚、というより3つ子の兄弟。
ピノ・ノワールから濃い果皮の色とベリーの風味、強い酸を取ったらピノ・グリ。
突然変異を起こしやすいピノ・ノワールの、色が十分につかないものがピノ・グリです。
 
ピノ・グリのブドウの果皮はほとんど黒ブドウ。
成熟するとピンク色になり、確かにワイン用の黒ブドウよりはずっと色が薄いですが、スーパーに並ぶ巨峰くらいの濃さはあります。
 
その果皮の色につられてか、口に広がる味わいに重たさを伴なうのがピノ・グリの特徴。
酸味が成熟期のあるときから急激に落ちるのが、高級ワインは作りづらい原因ですが、それがむしろ親しみやすさにつながっているところもあります。
 
なかでもプロフェッツ・ロックのピノ・グリは、あたまひとつ抜けて上質。ついでに瓶も頭一つ抜けて背が高い。
ワイン初心者から上級者まで唸らせることができるはずです。
 

デコイ ロゼ 2017

 
なかなかカリフォルニアらしからぬブドウ品種を用いたこのロゼワインは、どことなく正体不明なイメージ。
でも「このワインなんだろ?」なんて難しく考えず飲むなら、とってもチャーミングで万人受けしそうな味わい。
 
時々使われる「チャーミング」という味わい。
私は「赤系果実の風味が香り、軽めのボディで程よい酸味があり、味わいの重心が高い。シンプルな風味」というワインに対して使います。
 
決して高級ワインの味がするわけではありませんが、食卓の脇役を十分に務めます。
 
 

ケラー ラ クルーズ ヴィンヤード ピノ ノワール 2012

 
ピノ・ノワールはとっても愛好家の多い黒ブドウ
それは「香り高くて、渋味は控えめ。軽めの口当たりなのでストレスなく飲める」からではないでしょうか。
 
一方で酸味が豊かという特徴もあり、特にブルゴーニュのものは「酸っぱい」と言われてしまう可能性もあります。
ならばもっと暖かい産地のピノ・ノワールを選べばいい。
 
ラ・クルーズ・ヴィンヤードのある「ペタルマ・ギャップ」と呼ばれる地区は、海から吹き込む風と霧による「冷涼な」気候が強調されます。
ただ、それはあくまで「カリフォルニアのなかでは」の話。
ブルゴーニュやドイツのような厳しい寒さはありません。
 
包み込むようなやさしい雰囲気の赤ワイン。きっと友達との大切な時間を暖かくしてくれるでしょう。
 
 
 

エクスペリエンス カベルネソーヴィニヨン2016

 
普段からよくワイン飲むよ」という友人宅にお邪魔するとき。
あ!このワイン高い味がする!」と感じてもらいたい欲にかられたなら、この赤ワインはいかがでしょう。
 
カリフォルニア、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
 
 
濃い赤ワイン好きにカベルネ・ソーヴィニヨンが嫌いな方は少ないでしょう。
とはいえ、ボルドーのものが好きか、ニューワールドのものが好きかは好みの分かれるところ。
 
エクスペリエンスは、ナパ・ヴァレーらしい果実の凝縮感があって、ニューワールド好きが満足することは間違いない。
さらにこの価格帯としては上品な酸味も備えているので、ボルドー派な人も文句は言わないでしょう。
 
 
試飲会でたくさんカリフォルニアワインが並んでる中でも、1口飲んで「あ、美味しい!」と感じられるカベルネです。
 
 
 
今回は好みの分からない友人宅に初めてお邪魔する、という前提でご紹介しました。
主役は友人たちと過ごす時間。ワインは脇役でいい
だからワインは何の説明も抜きに程よく美味しいもの、というチョイスです。
 
もしその会がうまくいって、2回目3回目の回を重ねることになったら。
しかも持って行ったワインに興味を示してくれたなら。
 
次回以降はその方の好みに合わせて、さらにちょっと小ネタも話せるようなワインを持って行ってもいいでしょう。
そんなワインも別の機会にご紹介したいと思います。
 
 
 
 
 

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