《テイスティングノート》
糖分としての甘味はあってもほんのわずかなはずですが、それ以上に「甘い」と感じる赤ワイン。
いろいろなベリーをジャムにしたような、熟したフルーツ香。そこにヴァニラの甘い樽香が混ざります。ピノ・ノワールはもともとタンニンが穏やかな品種ですが、このワインは全くと言っていいほど感じません。まったりと滑らかな口当たりは、ワイン初心者の方も親しみやすいでしょう。酸味も穏やかでぽってりとした印象。
ただしワイン通の中にはこの甘味を嫌う人も多いので、プレゼントにはご注意を。
《マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステートについて》
世界一有名なカリフォルニアワイン、『オーパス・ワン』をつくったのは、フランスのロートシルト家とカリフォルニアのロバート・モンダヴィでした。
そのロバート・モンダヴィの息子としてワイナリーで育ち、偉大な父から多くを吸収したのち独立したのが、マイケル・モンダヴィです。妻のイザベル、息子のロブ、そして娘のディナと共にファミリー・ワイナリーを営みます。
《クリムゾン・ランチについて》
贅をつくしたプレミアムワインもつくるマイケル・モンダヴィ・ファミリーが手掛けるワインの中で、最も手ごろに楽しめるのがこの「クリムゾン・ランチ」
深紅色(クリムゾン)に染まる”クリムゾン・スカイ”を目印に太陽を追いかけながらアメリカン・ドリームを夢見てカリフォルニアに移住した、ワイン造りのパイオニアたちへのオマージュとして名づけられました。
カリフォルニアの広域からブドウを調達することで、低価格ながらヴィンテージに左右されない、安定して多くの人に好まれる味わいを目指しています。
Crimson Ranch Pinot Noir