《生産者について》
デビッド&カレン・ダンフィ夫妻が2004年にワイナリーを設立。運命的な出会いを果たしたポール・ホブスが、彼らの熱意と畑のポテンシャルにほれ込み、栽培・醸造ともに全面的に関わることとなった注目の新星ワイナリー。
ポール・ホブスは自身でナパ・ヴァレーのワインをつくるワイナリーを持ちながら、アルゼンチンやチリ、東ヨーロッパでもワインをつくるフライングワインメーカー。『天才』の名をほしいままにしています。
シックスティーン・バイ・トゥエンティ、つまり16×20。このユニークなワイナリーの名前は、油絵のキャンバスの黄金比となるサイズに由来します。自らを芸術家になぞらえ、手掛けるワインは「バランス」を最重視していることを、この名前で表しているのです。
《このワインについて》
ポール・ホブスがつくるワインの持ち味は、エレガント寄りのスイートスポットにすべてのワインを確実にあわせてくるバランスの安定感。この16x20でもバッチリそれを感じます。
熟したブラックベリーやブラックカラントの濃密な香りの中にドライハーブ、カカオ、スモークのニュアンスやスミレのフローラルなアロマが漂います。丸くリッチな口当たりに続く果実は非常にピュアで力強さを持ちます。幾重にも層をなす複雑な味わいを細かなタンニンが引き締めます。同価格帯のカベルネと比べ、自己主張が強すぎず上品にまとまっているのが好印象です。
Sixteen by Twenty Cabernet Sauvignon Napa Valley