産地 | アメリカ > カリフォルニア > ナパ > セント・ヘレナ |
生産者 | シュレイダー・セラーズ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン 100% |
英字 | Schrader Las Piedras Cabernet Sauvignon |
醸造 | 仏製新樽で 20 か月熟成。 |
飲み頃温度 | 15~18℃ |
おすすめ グラス | ボルドーグラス |
評価 | パーカーポイント94+点 |
内容量 | 750ml |
JANコード | 0400000007564 |
輸入元 | 中川ワイン |
シュレイダーの 3 つのキーワードは
◆創業者フレッド・シュレイダーの情熱
◆ナパの最高のカベルネの畑を持つベックストファー・ヴィンヤードとのコラボレーション
◆才能あふれるワイン・メーカー、トーマス・リヴァース・ブラウンの手腕
シュレイダー・セラーズはウルトラ・プレミアムと称賛されるワインをナパ・ヴァレーの優れたシングル・ヴィンヤードのブドウ(カベルネ・ソーヴィニヨン種)で醸造しています。
創業者のフレッド・シュレイダーはコルギン・シュレイダー・セラーズを当時の妻アン・コルギン(前妻)と創業し、ワイン醸造に関しては思いつく限りの最強夫婦コンビであるヘレン・ターリーとジョン・ウェットローファー夫妻にワイン作りを任せました。その後フレッドはアン・コルギンと袂を分かち、自らの名前のみを冠したシュレイダー・セラーズを 1998 年に創業しました。
シュレイダー・セラーズの 8 種類のワインの内、5 種類はベックストファー・ト・カロン・ヴィンヤードのブドウで造られます。シュレイダーの本質とは、ナパ・ヴァレー、オークヴィルで最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出す 1 つであるといわれるベックストファー・ト・カロン畑の個性を描き出すことといえます。
フレッドは現在の妻キャロルと手を携え、才能豊かなワイン・メーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンを擁して「ニュー・ワールドでもっとも偉大なカベルネ生産者」の評価を得ています。ワインスペクテーターはトーマスに「ミダス・タッチ(=触る物を何でも金にしてしまう能力を持つギリシャ神話のミダス王にちなむ)」「トップ・ガン」の評価を与えています。
ベックストファー・ヴィンヤード所有のラス・ピエドラス・ヴィンヤードの Pure Clone337を使用(LPV はベックストファーの持つラス・ピエドラス・ヴィンヤードのイニシャル。)ベクストファー・ヴィンヤードのデヴィッド・ベクストファー社長はラス・ピエドラスの特徴を「石が多く、水はけが良い為、凝縮感があり力強いワインになる。」と語っています。
シュレイダーはベックストファー・ヴィンヤードと長期契約を結んでおり、LPV はセント・ヘレナの北西、ヴァレー・フロアからマウント・ヴィーダーに続くなだらかな斜面にある岩の多いローム層と川の小石と岩が堆積した土壌です。1840 年代にエドワード・ベールによって最初にブドウが植樹されたセント・ヘレナ最古の畑です。1983 年にベックストファーが購入し、カベルネ・ソーヴィニヨンの 2 つのクローンを密植で植え替えました。小石の多い土壌だったため、畑の労働者たちが「ラス・ピエドラス(スペイン語で小石)」と命名しました。等高線に沿って植えられたブドウ樹は小石を多く含んだ土壌から理想的な負荷をかけられて、濃く力強く凝縮感に富む、ミネラル豊富なブドウを生み出します。
2017 年は冬の降雨量が多く、開花が始まると雨は止み、理想的な結実を演出し、房ごとの成熟度も均一となり、色づきは 8 月末に完了しました。収量平均より少し少なめで 2015 年、2016 年の収穫量と変わりませんが、その少なめの収量により果実の凝縮感は強まり、ワインにより深い造形と豊かな複雑味をもたらしました。
LPV は今回が 7 回目のヴィンテージ。ファースト・アタックから贅沢な果実に圧倒される LPVはカシス等、黒や青い果実、ローム土壌、タバコに加えて仄かにエキゾチックなお香を感じさせ、林床のアロマがあり、ラズベリーやカシスの味わいに砕石由来のミネラルが織り込まれ、2017 年ヴィンテージの LVP の畑のブドウの非凡さを証明しています。バランスがとれ、魅惑的で、なめらかな口当たりに濃厚で深みのある味わい。カベルネ・ソーヴィニヨンの本来の姿を活写しています。