《生産者について》
いつかは嫁いで行くであろう杉本夫妻の二人の娘達の結婚式を二人の名前が冠されたワインで祝ってやりたい、との思いから2005年に設立されたワイナリー。ワイナリー名の由来は、家紋である「丸に違い鷹羽」をシンボルにし、Ch.igai Takaha(シャトー・イガイタカハ)と名付けられました。
《このワインについて》
2011年にワイン漫画「神の雫」に掲載されてから有名になった「漢字シリーズ」。その醸造を手掛けていたグレッグ・ブリューワー氏が2019年ヴィンテージを最後に退任することになりました。
今後は「産地を限定することなく、カリフォルニアの多様性を感じられる自由な発想のワイン」というコンセプトをポール・ラトー氏が引き継ぎ、新生「花偲」「美夜」「風音」「鼓動」がリリースされることとなりました。
「鼓動」は以前はピノ・ノワールでつくられていましたが、今回はナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
《テイスティングノート》
熟したカシスに甘やかなニュアンスのブラックチェリーのアロマ。チョコレートにバニラやクローブ、僅かにミントのニュアンスも感じます。ハウエル・マウンテンAVAらしく、凝縮感は強くて骨格も引き締まっており、タンニンは豊富でキメが細かい口当たり。フレッシュな酸味と共に果実感ともバランスが良いのは、さすがポール・ラトー氏。ドライでややスパイシーな余韻を持ちます。
Kodo Cabernet Sauvignon Howell Mountain Ch. igai Takaha