《生産者について》
プロフェッツ・ロックはニュージーランド南島の南端、セントラルオタゴの生産者。世界各国のワイン評論家や愛好家から高い評価を獲得しており、英国の著名評論家ジャンシス・ロビンソン女史はポール・プジョル氏を「いずれ世界のワイン界をリードするだろうという逸材ワインメーカー5人の内の1人である」と絶賛しています。
《フランソワ・ミエ氏がコンサルタント》
特筆すべきは2005年よりブルゴーニュ、シャンボール・ミュジニーの偉大な造り手コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエの元醸造長、フランソワ・ミエ氏との親交を深めている点。
ポール・プジョル氏は2009年には現地でヴォギュエのワインを手掛けた経験もあります。その後も年に1度はブルゴーニュを訪れてフランソワ氏との情報交換を継続しているのだとか。
《オー・アンティポード 地球の裏側で》
このキュベはフランソワ氏がコンサルにとどまらず、自ら畑の区画を選び、自ら醸造したもの。氏がシャンボール・ミュジニー以外でコンサルを行うのはここだけだそうです。
フランスから考えると、ニュージーランドは正に地球の裏側。
新世界のピノ・ノワールとして決して安くはありませんが、ヴォギュエと比べると村名よりもお手頃。さらに長い熟成が必須のヴォギュエと比べると、若いうちから楽しめるのが魅力です。
【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年12月のレビュー]
スパイスの効いたチェリー、タプナード、ドライハーブ、アルプスのミント、赤いリンゴの皮、紅茶の香り。口に含むと、バランスのとれたエキサイティングなワインで、ハーブとフレッシュさがあり、分離するのが難しいテクスチャーと風味の層がある。パワフルで余韻が長いが、ニュアンスに富んでいる。
[Erin Larkinによる試飲 飲み頃予想2023-2041年]
Prophet’s Rock Cuvee Aux Antipodes Pinot Noir