《テイスティングノート》
アメリカンチェリーやヴァニラ、ヒノキのような甘く香ばしいアロマはボリューム豊かで、2000円前後のワインとしてはかなり優秀。タバコのようなニュアンスも感じます。熟度の高い果実味は力強く厚みがあり、渋味はほとんど感じずまったりと舌を包みます。重たいというほどではなくとも重量感があり飲みごたえ抜群。
ピノ・ノワールの味わいはあまり期待すべきではありません。しかし「フルーティーで渋くない飲みやすいワイン」と考えるなら非常に優秀。特に普段はあまりワインを飲まない方ほどハマりそうです。
《生産者について》
イタリアのシチリア島出身「インデリカート」家が1924年より営むワイナリー。これまでに『US・ワイン生産者・オブ・ザ・イヤー』に3度、『アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー』にも3度選ばれた優良生産者です。
その味筋は凝縮感と樽香特化!手ごろな価格ながらしっかり凝縮した味わいのワインで、しかも濃密なオーク樽熟成の香りを感じます。赤ワインにおいてはほとんど渋味を感じずとっても滑らか。その濃厚さと滑らかさに「飲みやすい」と感じるのでしょうか。「ナーリー・ヘッド」シリーズを中心に試飲販売で人気が高いワインばかりです。
Gnarly Head Pinot Noir