《生産者について》
初ヴィンテージ2005年がアメリカ各地のコンテストでいきなり高評価連発!
その衝撃は、当時はボルドー品種は全く無名であったサンタ・イネズ・ヴァレーに、「ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ」という小地区を認めさせてしまったほどでした。
2008?2015年には、ゴルフの世界4大大会のひとつであるマスターズが開催される「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」でオンリストされたワインとしても有名です。
《このワインについて》
スターレーンの醸造家は、これまで3人が歴任しています。
2005?2010年:ニック・デ・ルーカ
2011?2012年:アンディ・アルバ
2013年?:タイラー・トーマス
現在のトーマス氏も経験・実績豊かな醸造家ですが、注目したいのはなんといっても、最初のヴィンテージからスターレーンの名を知らしめたニック・デ・ルーカ氏でしょう。2010年はそのニック氏が手掛けたころの作品です。
現在のつくりと比べるとオーク樽の風味は強め。それが熟成により果実味と混然一体となり、複雑で奥行のある風味に昇華しています。ただバックヴィンテージというだけでなく、醸造家の違いもあって、もはや別ワインといっていいほどです。
《テイスティングノート》
10年余りの熟成を経て、素晴らしい風味の発達を見せています。樽香と一体になった果実味は、ハーブや茶色系スパイスの香りをともなって豊かに香ります。酸味やタンニンはまだまだフレッシュ。このままこの先10年でも熟成していくでしょう。厚みのある豊かな口当たりが滑らかな余韻となり、長く長く続きます。
Star Lane Cabernet Sauvignon Happy Canyon of Santa Barbara