《生産者について》
三角形のエチケットが特徴。昔からのファンも多い生産者、オー・ボン・クリマ。
カリフォルニア南部、海の影響を受けて冷涼なサンタ・バーバラを代表するワイナリーです。
ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに師事したジム・クレンデネンが創業者でありオーナー醸造家。ジム亡きあとは、イザベルとノックスの姉弟が継承しています。
《このワインについて》
毎年変わるニックネームをつけている白のフラッグシップワイン。2015年の「無二」、2017年「唯一」、2019年は「独歩」という漢字ラベルが続きましたが、今年は「Hindsight = 温故知新」。偉大な父の功績を将来へ受け継いでいくという意思の表れです。
ビエン・ナシード・ヴィンヤードの畑をメインに、自社畑ル・ボン・クリマのブドウも10%使用。フレンソワ・フレールというフランスの高価なオーク樽メーカーのものを取り寄せ、新樽100%で樽発酵・樽熟成。18か月熟成してリリースされます。
《テイスティングノート》
アプリコットやキャラメル、ヴァニラなどの甘い風味だけでなく、レモンやライムのようなフレッシュなアロマも感じます。ともかく風味の複雑さが素晴らしく、風格のあるワインと言えます。
新樽100%ならではのリッチな味わいは、替えの効かないワインと言えるでしょう。
既に美味しく飲むことができますが、10年程度熟成させても面白いでしょう。
Au Bon Climat Chardonnay Nuits Blanches Hindsight