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生活に必要なありとあらゆるものが値上がりしている昨今。当店が扱うワインも大多数が値上がりし、1000円前後で販売できるものがかなり少なくなってしまいました。 その中で「決して飛びぬけてはいないけど、品種の特徴はちゃんと出ているし、不満はない」というのが、このアシュトンワイナリーの率直な評価です。 《生産者について》 アシュトン・ワイナリーは1962年に設立。複数の栽培農家が出資した協同組合で、ロバートソン地区の中心部にあります。 協同組合のワインは手ごろなことが多いです。醸造設備を効率よく使えるからでしょう。ただしその品質は必ずしもすべて高いわけではありませんが、アシュトンは非常に優秀。 「親しみやすく美味しいワインをお手頃価格で」をモットーに、価格の割に凝縮感のあるワインを生産しています。 《テイスティングノート》 黒いベリー系フルーツの香りを覆うように、樽熟成に由来するトーストやヴァニラの香りをしっかり感じます。この価格帯のワインとしては非常に珍しいことです。適度な強さの心地よいタンニンを持ち、それが重すぎず軽すぎずのちょうどいい口当たりにつながっています。