《仲村わいんについて》
大阪府羽曳野市、そこに日本ではまだ珍しい、自社栽培のブドウ100%にてワインをつくる、仲村わいん工房があります。現当主仲村現二さんの父光夫さん(がんこおやじ)が拓いた畑を受け継ぎ、ワインを作り続けて約30年。ここ10年くらいでじわじわと知名度が上がってきており、一度飲んだ人の多くが手放しで大絶賛します。
《このワインについて》
日本ワインでリースリングはあまり聞かないと思います。それもそのはず、冷涼な気候に適したリースリングは、温暖な日本では栽培しにくいそうです。前当主の光夫さんが植えてすぐ亡くなられてしまい、言うこと聞かない手間のかかるリースリングの樹は抜いてしまおうかと考えていたのだとか。しかし顧客の「仲村わいんのリースリングが飲みたい!」の強い声に応える形で、今も少量作り続けています。
《テイスティングノート》
ドイツの辛口リースリングほど研ぎ澄まされた感じはなく、いい意味で凝縮感の強くない味わい。上品な香りは決して派手ではなく、ほんの少し残糖を感じる、懐の広い味わいです。
Nakamura Wine Factory Riesling Asuka