JURTSCHITSCH ユルチッチ
<ワイナリー>ユルチッチはカンプタール、ランゲンロイスで最高の区画に畑を所有。バランスがとれたテロワールの特徴が感じられるワインを造っています。70年代にはコンポストと緑肥に切り替え2006年には全ての畑を有機農法に転換し、2009年からブドウは初めて有機認証されました。2012年からはアルヴィン・ユルチッチと、妻のステファニがワイナリーを引き継ました。『ENTDECKUNGENエンデコンゲン=発見』シリーズは偉大なるアペラシオンワインから抜け出した、自由なスタイルのワイン。異なる香りや味わいを探求した、様々なスタイルのワインを造っています。
<気候>
カンプタールは冷涼な気候にあります。北にあるマンハーツベルクや、ワインフィアテルの高台から吹く冷たい風と、東から吹くパノニア気候の温かい風がカンプタールで出会います。これにより日中は温かく高い温度ですが、夜になると冷え込みます。この寒暖差が葡萄の皮を厚くさせ、アロマと酸が葡萄の実に蓄えられます。カンプタールの微気候(マイクロクライメット)は、丘毎に異なります。高は海抜200メートルから500メートルに及びます。丘の間にある小さい渓谷は高原からの冷気を畑に夜間吹き下ろさせるチャネルとなります。
<テロワール>
ベレナチュレレ ロゼの為の葡萄は標高の高い場所にある、ロイザーベルク畑を主体にクフェールクナイスにレス土壌が被さる、異なる区画の畑から収穫した葡萄を使用しています。
<栽培>
仕立ては垣根仕立て(ギュイヨ式及びコルドン式)。夏場は非常に暑い地域なので、ウオーターマネージメントには大変注意を払っています。グリーンカバーと、自家製のコンポストは葡萄の樹の成長のバランスを取る為に重要です。剪定とリーフワークの段階で選別している為、グリーンハーベストは行いません。
<オーガニック>
2世代にわたって除草剤と化学肥料は使用していません。茶葉の肥料やホエー(乳清)などを使用してます。2009年収穫よりヨーロッパのオーガニック認証獲得。
<醸造>
葡萄は全て手摘みで収穫。ツヴァイゲルトとピノ・ノワール、ほんの少量のグリューナー・フェルトリーナーをプレス後、全房のカベルネ・ソーヴィニョンを加え一緒に発酵させます。600リットルのニュ
ートラルなオークバレルで6ヶ月間澱と共に発酵と熟成を行います。清澄はせず、沈殿の後グラヴィティシステムにて細かいストッキングを通してろ過し、瓶詰め。瓶詰め時に10mg/lの二酸化硫黄を加える
<ベレ ナチュレレ ロゼ>
ベレナチュレレとはナチュラル美女という意味です。造り手に出来る事は葡萄そのままのキャラクターを引き出す事です。100%健康な葡萄で、私たちが余計な事をする事は何も無く、自然な酸を蓄えた熟
した葡萄を収穫する事が出来ました。酸を保った葡萄は私たちの産地ではとても大事で、長期熟成可能なワインを産み出します。※栓を空ける前に瓶をゆっくり一度上下して下さい。
Belle Naturelle rose Jurtschitsch