《生産者について》
フランスのロワール地方、サンセール地区にて確かな品質ゆえの信頼を集める、アンリ・ブルジョワ。10世代にわたってその地でワインをつくる由緒ある生産者です。
そのアンリ・ブルジョワが、「ロワール以外の地でも、本系に匹敵するワインをつくれないものか」と12年の探求の後にたどり着いたのが、ニュージーランドのマールボロでした。
本家アンリ・ブルジョワと同様、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールをつくっており、2003年がファーストヴィンテージ。109haと広い畑ながら全てオーガニックで管理しています。
非常に厳しい基準とされる、NZのオーガニック認証「ビオグロ」にもとづいた農法を取り入れています。
《このワインについて》
クロ・アンリの最もスタンダードとなる白ワイン。若木のブドウから作られており、ステンレスタンク100%での醸造です。
アンリ・ブルジョワはマールボロでも、サンセールの伝統にならったワイン造りを取り入れています。その一つはブドウの高密植。樹間を狭くすることで樹が栄養を争い、樹の成長ではなく実に養分が集中することを狙っています。また灌漑(水やり)をしないことで水分供給が天候に左右され、ヴィンテージによる味わいの差が競合商品と比べて大き目です。
多くはないものの、マールボロのソーヴィニヨン・ブランの中にはほのかな甘みを残したものもあります。それに対して「エステート」は完全辛口に仕上げられています。
(「プティ・クロ・ソーヴィニヨン・ブラン」から名称が変更になりました)
《テイスティングノート》
熟した柑橘類や白桃のような明るく魅力的な香りを持ちます。口に含めばはじけるように爽やかな酸味が適度な重量感を持つ果実味とともに広がり、ミネラル感を伴う余韻で終わります。
Estate Sauvignon Blanc Clos Henri