《生産者について》
それまでは名もない荒地に過ぎなかったトスカーナ・サルテアーノの地を、一気に世界レベルへと一躍有名にしたテヌータ・ディ・トリノーロ。1980年頃にここを訪れ、「今では見ることのない100年以上前のトスカーナの田舎を感じた」と語るオーナーのアンドレア・フランケッティ氏が独自で設立したワイナリーです。周囲には一切ワイナリーがなく、ワイン造りには適さないとまで言われた場所でしたが、彼らの生み出すワインがトスカーナ最高峰のワインが造れることの証明となっています。
《このワインについて》
ワイナリー不毛の地と呼ばれたサルテアーノの地を、一躍最高のテロワールを持つ銘醸地と評価を改めさせた、伝説的なキュヴェです。収穫を多い時で40回にも分けて行い、房単位での糖度管理がされています。徹底的なブドウ管理のおかげで、圧倒的な果実味のあるワインに仕上がっています。
[ワインアドヴォケイト誌222号 2015年12月のレビュー]
肉付きがよく、豊かで、ブラックベリープレザーブ、チェリーコンポート、スパイス、レザー、グリルハーブがぎっしりと詰まっている。タンニンはドライで洗練されているが、このワインのベリーフレーバーの甘さに対して素晴らしいコントラストを生み出している。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2015-2026年]
Tenuta di Trinoro