《生産者について》
ヴァレンティーニ家はアブルッツォ州有数の貴族の家系だといいます。その歴史は1632年から続いています。
きっと生活のためにワインをつくっているわけではないのでしょう。前当主のエドアルドは良年にしかワインをつくらず、しかもつくる年でも8割のブドウは売却してしまうそうです。
だからこそトレッビアーノのような地元消費用ワインにつかわれる特徴の出にくいブドウで、世界中のワイン愛好家が探し求める高級ワインをつくりえたのです。
【パーカーポイント96点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年7月のレビュー]
これはゴージャスなワインであり、瓶熟成を重ねることで、さらにシルキーさとフィネスへと進化することは間違いない。このワインはイタリアを象徴するワインのひとつであり、その名声は何世代にもわたって慎重に築かれてきた。2018年のトレッビアーノ・ダブルッツォは、そのシームレスで流れるような味わいのおかげで、口の中で最高のカードを繰り出す。ワインはクリーミーで濃密、桃のコッペパンやパン屋のアロマがあり、同時に儚げで幽玄だ。涼しい春と暑い夏を経験したこのヴィンテージには、多くの動きと次元がある。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2040年]
Valentini Trebbiano d'Abruzzo