《生産者について》
2017年にルフレーヴの総支配人兼醸造長に就任したピエール・ヴァンサン氏。彼の才能を高く評価する当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、ピエール氏の赤ワイン造りの能力を埋もれさせるのはしのびないと考え、より広域かつ多彩なポートフォリオを揃えるために新たなブランドを立ち上げました。それが「エスプリ・ルフレーヴ」です。
赤ワインはもちろんのこと、北はシャブリから南はマコンまで、ブルゴーニュの多様性を表現することを目指しています。
ブドウは買いブドウですが、それらはオーガニック、またはビオディナミで栽培される樹齢の高い樹からとれたもののみ。厳選された栽培農家に育てられたブドウは、ルフレーヴのチームによって収穫され、ピュリニーのルフレーヴの施設で醸造されます。
このプロジェクトは2018年開始。本拠地ピュリニー・モンラッシェから離れていたとしても、ワインづくりに大切な精髄(エスプリ)は変わらないのでしょう。ブルゴーニュ白のトップ生産者らしい味わいは健在です。
《このワインについて》
ルフレーヴといえばピュリニー・モンラッシェの白。そういうイメージを持たれている方は多いです。実際に、2004年を最後にドメーヌの畑をすべてシャルドネに植え替えたため、現在ドメーヌ・ルフレーヴのラインナップに赤ワインはありません。
しかし、買いブドウによるネゴスブランドとして立ち上がった「エスプリ・ルフレーヴ」には、赤白ともに実力ある醸造家のピエール・ヴァンサン氏が在籍しています。
ピエール氏のテクニックにより醸されるニュイ・サン・ジョルジュは、赤ワインにおいてもルフレーヴの名に恥じない出来栄えとなっています。
Nuits Saint Georges Esprit Leflaive