《シャルドネ+ピノ・ブラン+ピノ・グリ》
「ブルゴーニュの白ワインといえばシャルドネ」あくまでそれが一般的なだけで、実はスタンダードクラスに使える品種はもっといろいろとあります。
このワインはシャルドネを主体にピノ・ブランとピノ・グリを20%ずつブレンドした、ちょっと珍しい白ワイン。単純なボリューム感ではない、ピノ・グリらしいコクが特徴です。リンゴや様々な花を思わせる香りにはボリューム感があり、ワインとして珍しいだけでなく純粋に質の高い白ワイン。飲みごたえがあります。
人気生産者・人気生産地のワインがとんでもない価格になってしまったブルゴーニュ。その流れとは逆行するようなこの価格は非常にありがたい限りです。
《生産者について》
ドメーヌ・ギィ・シモンは最近までオート・コート・ド・ニュイに飲み畑を持っていた生産者。現在は10代目だといいます。
かつてクレーム・ド・カシスをつくっていた畑を手放し、オート・コート・ド・ボーヌの畑を入手して、2019年ヴィンテージから作り始めました。
このワイン以外の特徴は、やや凝縮感が低めで優しい口当たり。「力強さ」などとは無縁なイメージでした。その点でこのワインは、ピノ・グリがいい仕事をしています。
Bourgogne Hautes Cotes de Beaune Blanc Guy Simon et Fils