《生産者について》
シャトー・ラ・トゥール・ブランシュはソーテルヌ地区の1級格付け(プルミエール・グラン・クリュ・クラッセ)に認定されている生産者。18世紀からの長い歴史を持ち、かつてはシャトー・ディケムの次に高い評価を受けていたそうです。1909年からは国営の栽培醸造学校として運営されていたという珍しい経歴を持ちます。一時期は品質が低迷していたそうですが、1983年からは持ち直していると言われます。
ヴィンテージ評価にも左右されますが、ワインの知名度の割には比較的リーズナブルに手に入るのが魅力です。
《このワインについて》
25年余りの熟成を経た極甘口の貴腐ワイン。熟成により甘味は上品に、控えめな印象になり、風味の複雑さが大いに増していることが予想されます。
1996年はソーテルヌにとっていい年とは言えないヴィンテージでした。このワインの評価も、その後の評価よりは低め。しかしながらハーフボトルとはいえ5000円以下で入手できるのはお買い得感があります。
熟成貴腐ワインにあまり親しみのない方にとって、熟成の世界を体感する1本におすすめです。
《古酒のご購入に際して》
瓶熟成の長いワインはコルクが脆くなっている場合があります。抜栓に技術を必要とします。古酒に不慣れな方はご相談ください。
熟成の進み具体にはボトル差がございます。当店での保管には万全を期していますが、状態に差異があり得ますことをご了承ください。
Chateau La Tour Blanche Half