[ワインアドヴォケイト 2020年8月]
経営者のBruno Borie氏は、この年のブレンドはやや珍しいと述べている。カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー25%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド5%。このヴィンテージ以降、カベルネ・フランとプティ・ヴェルドはブレンドに含まれなくなった。中位から深みのあるレンガ色をした1995年のデュクリュ・ボーカイユは、インドのスパイス、プラムのジャム、フルーツケーキ、乾燥イチジクの強烈な含みを持ち、ポプリ、スターアニス、ブーケガルニ、エスプレッソのニュアンスを伴ってグラスから爆発する。ミディアムからフルボディの味わいは、エキゾチックなスパイスとコンポートにされたブラックフルーツがぎっしりと詰まっており、しっかりとしたきめ細かなタンニンと大胆なフレッシュさに縁取られ、壮大なインパクトと余韻で締めくくられている。熟成しており、今でも美味しく飲めるが、このサラブレッドにはまだ12~15年のポテンシャルが残っている。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲 飲み頃予想2020-2035年]
Chateau Ducru Beaucaillou