「このワインは、私の人生における記念碑であり、過去100年間、アルザスが大いに害されてきた“テロワールよりもぶどう品種”という観念的支配を打ち破ろうとするものです」
そう生産者が語るほど思い入れのあるワイン。アルザスの伝統品種13種が全て混植されている畑から混醸してつくります。
[ワインアドヴォケイト175号 2008年2月]
グラン・クリュに格付けされた、伝統的に偉大なゲヴュルツトラミネールを生む畑で、ダイス氏はここにアルザスのあらゆるセパージュを密植している。2004年のアルテンベルグ・ド・ベルグハイムは、蜂蜜、ユリ、ベーキングスパイス、オレンジリキュール、柑橘類の果皮の香りがする。非常に洗練されたリッチな味わいで、ハチミツのようなボトリティスの特徴があり、ミネラルを示唆するような密度感がある。砂糖漬けの柑橘類、オレンジリキュールとマーマレード、桃のジャム、ナッツペースト、蜂蜜、バニラ、そして生地のような豊かさとバターのような質感が、このワインにパティスリーのような特徴を与えている。余韻には、このような非常に豊かなワインにしては、驚くほどの揚力とエレガンスがある。
[David Schildknechtの試飲]
Altenberg de Bergheim Grand Cru Marcel Deiss